2008年10月04日 谷川岳一ノ倉沢烏帽子 YCC右ルート この天気のいい週末に、、他に行くつもりはありません。でも、僕は金曜日にはいけませんよ。歩きますか?歩きましょう。解りました。夜、いつもの様に待ちあわせて行って登ってしまいましょう。一ノ倉への国道は今週末から紅葉時期の通行止め規制になってしまう。金曜の17時から日曜の17時まで。全くクライマーを排除することを念頭においた時間設定だ。これでは”晩のうちにはいってしまえば”という都合のいいやりかたも成立しない事になる。入るんだったら金曜日の17時以前に入ってしまわなくてはいけないからだ。まぁ、普通に働いている人には休みを取らないかぎりなかなか難しい。夜中にセンターに到着してみるとゲートは冬季封鎖のようにがっちりと閉じられており、これじゃぁまかりまちがっても入ることは出来ない。計画書を出しておき、そのまま静かな慰霊碑に移動し仮眠を取る。 翌朝は別段早く起きるわけでもなくいつもどうりの寝坊。そそくさとカップラーメンを詰め込み、すでに3回目になるのでギアーは勝手知ったるもの。さっさとつめこむ。1本目の5級ルートデレッティシマと2本目の5級ルート同志会直上は6月のうちに、たった二日で調子よく終らせてしまった。3本目の5級ルートはなかなか面倒になっている。過去2回の時には雨がからんでどうにもこうにも上手く行かない。そろそろ”縁が無い”っと諦め、明星のキャプチュードに切り替えてしまって視点を変えたほうがいいかな?っと思っていた。だいたいルートも非常に解りにくいし、、、 紅葉時期の車両規制で、一ノ倉までは車で入れない。仕方がないのでセンターからの小一時間の舗装道歩き。まぁ冬には歩かなくてはいけないものなのだが、いつもなら車で入れると思うと理不尽を感じるが仕方がない。松尾さんは新兵器?”コロコロ”を持ってきた。 出合にはそれでも数名のクライマー。結構いるモンだな。まぁやっちゃおうと、河原を歩きだす。ひょんぐりを高巻き、さらにテールリッジを登っていく。中央稜のテラスで自動化されたようにギアーを纏い烏帽子スラブのトラバース。そうして鎌型ハングの右端下にある取り付きへ。もうここまでは完璧に自動化されてしまった。なんといっても3回目だからな。壁は今までで一番乾いていて状態はいい。まぁ、登ってしまおう。1ピッチめ、長島リード。勝手知ったるフェース。数本ピンがある。ハングの右端を越えて草付き混じりを直上。ボルトが連打してある。普通にルートファインディングすると右の”岩”を登りそうなモンだが、そうするとピンはない。数メートル登ると、ボロボロっぽく見える場所に、汚いビレイポイントがある。25メートル。 このルートの白山書房のルート図はかなり”いいかげん”で、まったくアテにならない。ルート図の様に35メートル左に登っていくと、南稜フランケダイレクトの見慣れた木のあるビレイポイントまで行ってしまう。1回目の時はとのさんがここまで引っ張ってしまい、懸垂して戻った。 2ピッチ目、松尾リード。ビレイポイントから右に越えていき少し直上して草付きへ。ここには2本ほど良く見ると草付きの中にボルトがある。ここからがめちゃくちゃで、ルート図どうり左に向かって凹角らしきを行くとピンはなく、それでも簡単なフリーなので登っていけてしまう。そうして30メートルくらいで、これまた南稜フランケダイレクトのビレイポイントに着いてしまう。これだと駄目で、実は下の草付きから右に回り込み、横目に南稜フランケルートのピンを右に見ながら草付きの汚い凹角を左上するのが正解。だれも登っていないから不愉快な登りが30メートルほどでこれまた汚いビレイポイントが見当たる。 ここからは右手のハングの一番下にある南稜フランケのビレイポイントが良く見える。3ピッチ目、長島リード。要するに、このビレイポイントを目指して草付きを行けばいい。10メートルの少し下り気味にこのビレイポントを目指す。前述の南稜フランケダイレクトのビレイポイントからだとここの到達するのはかなり悪い数メートルのクライムダウンを強いられる。まぁ不可能ではない。南稜フランケダイレクトのビレイポイントからだと、数メートル右に行き、そこからハング下を左上すると、1ピッチ割愛できてしまう。要するにルートファインディングはかなりめちゃくちゃ。とにかくつないであるというルートの性格なんだな。これが意味不明で面白くない。 4ピッチ目、松尾リード。ハング最下部の南稜フランケのビレイポイントからはハング下を左上。15メートル、A0は無い。 5ピッチ目、長島リード。良く観察しても前回登ったラダー以外には他にラダーは無いと確認し、とにかくA1をこなす。この間とのさんが1本折ったから、そこの部分はピンが遠い。数手のアブミから這い出しフリーになる。ここからが全くムカつく。ルート図どうり上に向かって登っていくと左寄りに弱点を登っていくことになる。結構イイかんじのルートファインディングだ。そうすると、、予想外の景色に到達する。丁度YCC左と、南稜フランケの分かれる辺りかな。要するに登り過ぎになってしまう。エイドを終えた時点で良く周囲を観察すると、”あれれ??”なんと既に大テラスよりは高い。ということはまともな大テラスではなく、一段上の大テラス(なんだか適切な表現で無い気がするが、、)、、、を目指したとしても真横に移動しなくてはいけないことになる。この大テラスの表現が広範囲すぎてこれまためちゃくちゃだ。とにかく真横に向かってトラバース。ピンは無い。”いけるのかな?”っと思っていたが、そんなに無茶でないフリーで、一段上のビレイポイントに到着。40メートル。どうやらこれで正解の様子。 6ピッチ目、松尾リード。同志会直上のピッチ。前回も登っているから良く解っている。しかも脆い下部は割愛。この場所からだと登り口が不鮮明だが、、、しかもノーピンだし。同志会直上を登ったことが無く、いきなり登るとすると、かなり勇気がいるかも?ピンは右のフェースに出てから1本くらいある。ラインは下部を割愛しているのでルート図どうり40メートルはなく、あっけなく25メートル弱で終ってしまう。これまた美しくないピンがビレイポイントで待っていく。 7ピッチ目、長島リード。不愉快な草付き。間違うことが無い目の前の大きなクラックを目指すだけ。クラック近くは自然地帯で、もう酷いもの。ビレイポイントは苔だらけ。いったい何年触られてないのだろうか?? 8ピッチ目、松尾リード。これからがこのルートのハイライトである。とはいっても目の前には立派なワイドクラックで、、しかも苔だらけ草ボーボー。カムの掛け替えで登っていく。デカいカムは数が足りなくなってしまうので、ランニングには残せない。フォローの為にアブミやらスリングやらをだらだら残したので、かなり汚らしい感じになった。まぁ、フォローはユマーリングという選択もあるなぁ。。ワイドだけにこだわるのかと思えばそうでもなく、右にピンがある。そこから最後はフリーで、居心地の良くないビレイポイントへフリー。とにかく苔が良く落ちてくる。まかりまちがって周囲の苔やら草やらが全部綺麗になったとしたら、フリーで登れるとは思うのだが、、、まぁ、そう言うことはないだろう。 9ピッチ目、長島リード。頭上には小さいハングと其のうえに大きなハング。ルート図によれば小さいハングを右から巻いて、、、っと見られるのだがそうではなく、直上していく。一見フリーで行けそうなのでやってみたが、見かけ以上に悪く傾斜がある。結局最初はカムのエイドから、ボルトを一本拾いハング下へ。すぐそこに南稜があるらしく、声が聞こえてくる。そこからそんなに遠くない数手のハーケンが目に入る。ボルトは完全に腐っていて今にも飛びそうなのばかり。完全なA1で、不愉快なピンを拾っていく。おおむねハンマーは使わないが、一度だけナイフブレードを打った。左の凹角に近づいてきて行き詰まる。エイリアンを決めて”ここからフリーなんで!”っとつっこむが、どうにもホールドが悪く岩は脆く、行っては戻りを散々繰り返す。どうしても一歩が悪すぎる。傾斜もあり、ホールドは甘く、脆い。すぐ上の草付きに行ってしまえばナンとかなるのかも知れないが、、、あのガバっぽく見えるのを取ればナンとかなるのかも。でもそう見せ掛けて脆かったらアウト!だな。。ううむ、っと、どうにも踏ん切りがつかない。そうしているうちに乗っていたエイリアンが外れてフォール。傾斜があるので身体はなんともなく、再びエイリアンを決め直す。 ”ふぅ!”さて行くしかないか、、、でも。っと”スイマセン松尾さん。一服してもイイですか?”っと、エイリアンにぶらさがりながらいっぷくさせてもらう。ゆっくり、態勢を整えて、、、さあて、、さっきから左に壁にボルトが一本あるのは確認していた。気になっているのである。あれはナンの為にあるんだろうな??ふっとみると、、”あれ?”あっちにも並んであるなぁ、、あれはいったいどこからつなげてくるんだろう??あ、”ラダーがあった!”横に向かって、てん、てん、てん、てん。どうやら凹角を横切って左のフェースに出てしまうのが正解みたいだ。きっとここにもピンが一手あったにちがいないが、、なんとか遠いピンを取り、左に無理やり移ってしまうえばあとは簡単。”なぁんだ。” 程なく南稜の訳の解らない場所に出た。”ビレイ解除!”散々待たされて、松尾さんはかなりしんどかっただろう。誠に申し訳ない。さぞかし回収もてこづっていたから大変だっただろう。終了点からは実はなぁんも見えていない。とにかく終った。爽快感とか達成感とは程遠い、なぁんだか判然としない感じ。まぁ、相当に印象の良くないルートであった。 ------- 広告掲載、および 相互リンク随時募集中です。お問い合わせください。------- メンズ 当サイトでは、皆様からのお便りお待ちしております。 御意見、御質問など お気軽にどうぞ! こちらからお願いします。 ■ サイトポリシー ■ サイトマップ 20081016 modifyed ////////// Copyright 2008 4410.com All Right Reserved
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