2008年06月15日
       谷川岳一ノ倉沢烏帽子 同志会直上

    久々の一ノ倉、烏帽子へ

    4ピッチ目、外崎。核心になる。
    ルート図に少しだけ左に巻くように書いてある。こういうのは結構印象的で当たってるんだよ、、と、とのさんは言い残して行く。目の前にあるだらだらした残置は烏帽子大氷柱のもの。アイススクリューやらがごちゃごちゃしている。この辺りは脆い。ここから頭上のハングを目指すのかと思っていたがそうではないらしく、左に脆い岩と草付きをトラバース気味にいく。浮き石も多い。フォロー時に僕は広辞苑のような岩が抜けて落ちてしまった。とのさんも一度スタンスが落ちてきわどかった。左へ、左へ、、ほとんど南稜フランケの方まで行くと右へ脆いフェースを上がっていく。ハングの上に出たら更に右上。
    この日の烏帽子は大繁盛で、他にディレッティシマ、烏帽子ダイレクト、南稜フランケルートにもパーティーが入っていた。一度だけ大きな落石をくらった。空をおおうほどに広がり、、結構ヤバイ感じだ。松尾さんは手に当たった様で、出血している。僕はというと丁度腰の辺りに”ずしっ!”当たったが、とりあえず痛みもなく動けるようなのでクライミングは続行とした。
    上部フェースへ。そんなに難しくはない様子である。右へ左へとラインを移しながら程なくビレイポイントへ。まぁ、13クライマーが3人。多少の難しいフリーは問題がない。思い付きの突貫パーティーにしてこの実力派揃いというのが、雲表倶楽部の凄さナンだろうな。
    4ピッチ目終了。見つけにくいビレイポイントだ。。。。というより、そこいらと保護色になってしまっている。場所的にはサンプルビレイポイントではある。一応テラスっぽい感じになっている。
    5ピッチ目、松尾。右の凹状からの草付きを登っていく。上部にはYCC右のクラックが見えている。ラインは途中から右に出て、カンテ?を回り込み、一連のチムニーの方向へ向かっていく。脆いスタンスが怖くてなかなかトラバースムーブに苦労した。
    5ピッチ目終了。ビレイポイントは判然とはしない。まぁ適当にピンを集めればいい。場所は異常なくらいにわかりやすいだろう。
    頭上のチムニーを望む。とにかくココを進むことになるらしい。美しく長いチムニーだ。少し狭めな感じがする。
    昨日とは打って変わり天気も上々であり、ぽっかぽか。、、少しウトウト眠くなるような感じでもある。
    6ピッチ目、長島。出だしに2つピンを取り、さぁて、、どっちにどうやって進むのか??っと立体的に考えさせられることになるだろう。どっちの方向もそれなりに可能性がある。これは結構面白い。周囲はそれなりに苔むしていてブッシュもある。間違えればそれなりの仕打ちを食らうことになるだろう。。。結局、チムニーを正にチムニー登りで進んでいく。一旦右に出て、、、、、、、、、、、、、、、それから右のフェース、、更に右まで良く観察してみる。なかなか考えさせられる。結局ブッシュを握り崩れ落ちそうなスタンスに注意しながらチムニーに戻り、、
    このあたりの落石は、下にいるビレイヤーを間違いなく直撃することになるので神経を使わなくてはいけない。。右に左に、、そして背後にっと、この辺りを非常に面白いクライミングが続く。(")/

    さらにダイナミックに出口を出ていく。この辺りは南稜テラスからも顕著に確認できる場所であり、高度感もありサイコーなのである。結局僕は同志会直上の結構楽しいイイ部分を堪能できたようだ。すこぶる気分は良く満足だ。
    ぼちぼち終りになるだろう。右に移動してすぐにあるハーケンの並んだ場所を通過してしまい、目一杯で烏帽子岩の下まで引っ張る。ハクサンイチゲもちらほらと見え始める。目の前に広がる見覚えのある笹原、、、そして見覚えのある木。ロープがいっぱいになったようだ。今日はハーケンもあるから強気である。(";;;
    ここでハーケンを打ちビレイ。良く捜せば多少は残置もあるようで、上手くまとめればハーケンは打たなくてもナンとかなりそうである。
    昨日に引き続き南稜を下降し、本日は快適なクライミングを終了。
    たまたま偶然なのか、僕の登ったピッチは同志会直上の各ピッチの中ではすっきりして面白いピッチだったと思う。非常に楽しく、好印象なルートだった。
    日頃の”怠け”は正直だ。中央稜のテラスに辿り着いたときには、膝が結構きており、、ガクガク。そうともいえず、、、やっぱり完全に運動不足は否めないなぁ。。もう少し壁に来なくてはいけないと実感。しばし食い物を詰め込みテールリッジを下るのである。
    出合に戻り、とにかく二日間の充実したクライミングを喜ぶのである。楽しかった。
    まぁ年に一度くらいは最低でもきたほうがいいみたいだなぁ、、、そう思うのである。
    下山。水上インターでは谷川岳が夕陽にあたり、ちょっとばかり美しく見えた。
                        
         
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