2008年06月14日
谷川岳一ノ倉沢烏帽子 ディレッティシマ
久々の一ノ倉、烏帽子へ、
オールフリーのロングルート。
さつぁて、いざ取り付きへ。
ここから登攀が始まる。取り付きは変形チムニーとほぼ同じで、少し左側。丁度烏帽子大氷柱と同じだな。
この辺りが烏帽子下部の一連のフェース。。どこがどうだか解りにくい。まぁ、、、どこでも登っていけるけど、、それだとねぇ、、、ルート間違えたことになっちゃうからね。(";;;
1ピッチ目、外崎。凹角からドンつまりを越えていく。良く捜せばホールドは大きいが脆い箇所もある。注意が必要だ。上はおおまかなフェース。右寄りに行くと変形チムニーのラインがあり、よっぽど安定するが、、、それだと物言いの恐れがある。50メートルはいかないくらいでピッチを切る。
2ピッチ目、長島。ほぼ変形チムニーと同じだが、、ちょっと左側、、、この辺りが微妙。少しだけ急な場所を過ぎれば、変チへとつながるバンドを右上していく。
変チの横へ。下のビレイポイントをやり過ごし、ひとつ上のビレイポイントへ。ここは大氷柱の下降時にも使った場所。この真上に大氷柱のベルクラがはりついているわけである。しかし天気があやしい。ガスがかかり、とても晴れる感じではない。どちらかというと雨が降りそうである。そしてとっても寒い。たまらなくなって、とにかくカッパを着込むことにする。
3ピッチ目、外崎。右から回り込みボルトを拾い、フェースへ。垂直はない感じである。以前濡れていて敗退したことがあるが、今日は濡れていないので快適。
3ピッチ目上部。フェースを抜けると右上、、そしてビレイポイントなのだが、、とのさんは一気に大テラスまで引っ張っていった。
4ピッチ目、長島。良く見た凹角。正に大氷柱の核心の箇所である。あの氷の無くなってしまっていた凹角を進み、、あの”切れている”つららの辺りをトラバースしていくらしい。剥がれそうな岩を信じて、ダイナミックにムーブをこなす。大氷柱ももう一度やりに来たいし、下見のつもりで良く見ておこう。例の被って切れたつららの辺りには結構綺麗なボルトがある。”ふうん、こうなっているのか”
ディレッティシマは実はもう少し下で右にトラバースするようであり、一旦下らなくてはいけない。ビレイポイントを一つやり過ごし、次まで引っ張る。
5ピッチ目、外崎。まぁ良く見ればハングなのかなぁ、、という小ハングを越えて、ボルトラダーなの??とにかく上に行く。天気は小雨というか霧雨になってきた。微妙に手が湿り、気分は良くない。ディレッティシマというイメージからは”直上”という感じがするのだが、ラインは右上気味にどんどんトラバースしていくという感じである。ナンか違うような気もするなぁ、、、、
6ピッチ目、長島。目の前のがさがさから右に行く。”とにかく右の方へずっと行って、見えなくなる”という松尾さんのアドバイスなのであるが、、、なんかおかしい。
6ピッチ目。右にダイナミックに行くとビレイポイントがあるにはある。すぐ右手には正面ルンゼ、中央カンテを登るパーティーが確認できる。要するにこの間のどこかに行くわけであろう。ところが、、そうねぇ、、およそ簡単なラインは見当たらない。”どおこにいくんだぁ???”
まぁ上に、、、っと進むととにかく悪い。小雨の中、、岩は滑るし手は濡れている。ううむ。”右上していくと、トイ状の場所があるからそこを目指してのぼるんだ!”っと松尾さんはいうのだが、、、”トイ状??なにソレ??どれよ?!”
依然、6ピッチ目。とにかく悪い。右上はしてみたが、、、ランニングはない。厳しいがエイリアンでプロテクションをとったが、、気休めだなぁ。。(j_j)シクシク
”本当にコッチなの?”
ここから激悪のフェースを更に右上していく。プアープロテクションだし濡れてるし、、、落ちたら20じゃきかないだろうな。。。やばいよぉ、、、下りたいよう、、、替わってもらいたいよぉ、、、と思っても、下りることは既に不可能。下りたければ落ちるしかない。ううむ、怪我したくはない。m(_ _)m
さらにエイリアンを決め(?)、剥げそうな草付きにお願いをして這い上がる。視界が悪くなってきた。よぉく辺りを見渡す。やっと見渡せる余裕がある場所にやってきた。良く見ると右にはボルトなど無いみたいである。さらに同様の悪いフェースがノープロテクションで続いている。左上にはボルトが見える。”この辺りに他のルートって、ありましたっけ?”
ないはずだよなぁ、、、ということはアレだろう。なぁんだよ、それだったら最初から直上しておいたほうがよかったジャン!!。(@@^)
とにもかくにもそっち方向へ。カンテ状を進み、、ちょいちょいと行くと、ありました、、お目当てのボルトラダー。思ったより短く、ちんけにみえる。こればでのラインが余りに刺激的だったという話もある。とにかくボルトにランニングを取り、左からはいりフリーで攻めてみる。ホールドが細かく少々すべるが、、、なんとかフリー、、2度ほどヌンチャクを握ってしまった。ほぼ50メートルでボルトラダー上のビレイポイントへ。
7ピッチ目、外崎。右に出てそのまま直上していくが、良くはない。草が多くなり、、ううむ。
最後のビレイポイントにて。大きな岩の影にある。8ピッチ目、長島。右に出てから凹状をぐいっと上がると、中央カンテを登るパーティーを発見。ここからは中央カンテを少し辿り烏帽子岩の横まで。驚くべき安定した岩にびっくり。
烏帽子岩を見上げる。ここから南稜へ向けてラッペル。そして、、南稜を下降することにした。
下を望む。
松尾さん。とりあえず、、、まぁ一本目は終了。


●久保田 麻琴
Kingrecords Webcommunication>キングレコードの公式サイト アーチストとして数々の偉業、共演、、、、そしてプロデューサーとして活躍。機材にも非常に詳しくマニアックでもある。世界中を飛び回り心地よい真音楽を世に広める、見た目は”謎の東洋人(何故か?日本人っぽくはない。)”。。。。。
著書:岩波新書1101、”世界の音を訪ねる-音の錬金術師の旅日記”は、今時レアな小さいCD付き。心地よいトラックが聴けて、お買い得。


