2004.05.05発送
大漁のかつどん
ホゲめぇるは、独断と偏見に満ちた片寄り激しいまったくの私的たわごとメールマガジン です。
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”ホゲめぇる”だよ!
ホゲホゲです。
大漁のかつどん
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穏やかな一日が始まる。前浜の水は、以前より少し濁ったような感じがする。
前は海底までナンとか見えていたように思うのだが、今は難しい。
入江の入り口にある防波堤が はじっこまで閉じたから、
潮の流れが変わったという説もある。
そうなのかもしれない。
はは丸がターンするときのも、海底に堆積した砂が巻き上げられた。
以前はというと気になったことはなかったから、
きっとこんなには成ってなかったような気がするのである。
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前浜には少しばかりだが砂浜がある。
そして つややかな大きな葉っぱの植物が生えている。
砂浜のヘリの方に行けばすぐに見付かるよ。
これは ”グンバイヒルガオ”という植物で、海岸の砂浜に生える多年性の
”つる植物”である。
葉っぱが相撲の行事が持つ”軍配”に似ているからそう呼ぶらしい。
ヒルガオっと呼ぶからにはそういう花が咲くのだろう。
花の時期は やっぱり夏らしいから、今は見ることは出来ない。残念だ。
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さてさて本日のボッカは、石田さんちの方からやらなくてはいけない。
ネコ屋敷の石田さんちだ。石田さんはネコが好きみたい。
始めに母島にやってきたころにはそんなにいっぱいは居なかったと思う、
それがいつの間にか増えてきたんだろうね、家の周りにはいっぱいいるんだ。
何匹いるのかな?ネコっていうのも幸せなモンで、いつも眠そうに、
日向ぼっこをしたりする。幸せそうなのである。
でもねぇ、あんまり遊んでくれない。
なんか無視されているみたいに感じるんだよね。
そこが悲しいかなぁ。あそんでくれればなぁ、、、楽しいのに。
石田さんちの畑には”島レモン”がなっている。
とっても美味しそうなのである。
小笠原のレモンは 内地でいうレモンとはチト違い、皮が薄く、
そんなに酸っぱくない。どちらかというと 見た感じはみかんに近いのである。
でも 味はというと、ううむ、どっちかというとレモンだね。
花は白くて可愛らしい花を付けるんだよ。
他にライムもある。島には”島レモン”と”ライム”と、、
それから両方が混ざったものがあり、微妙に味が違うのである。
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コーハツからは 山の方へ歩いていく。
工事中の小中学校を過ぎ、その先になる。
小中学校は 去年は仮校舎の建設をやっていた。
今は大きなクレーンとかで、新しい校舎を建てている。大工事なのである。
何故こっちから荷揚げするのかというと、、、
だって 玉川ダムの方にはもう材料がないのである。
確かにこっちからのボッカもあるのだが、数量はそんなに多くない。
その分だけ予め分けて 持ってきてしまってあるから、
材料は もうこっちにしか無いのである。一日で終わるだろう。
だから今日はお気楽なのである。
次の材料が届くのは今日だ。材検が終われば明日はまた、
玉川ダムからのボッカになる。
今日の作業は実は楽しみだった。
今日はコーハツから歩いて行ける場所からボッカが始まる。
だから お昼はお弁当は要らないのである。
だって、帰ってきて食べることが出来るからね。
そう思うだけで わくわくしてくる。
”今日のお昼は 大漁で食おうっと!”
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大漁はすし屋である。
場所はコーハツの程近い。 まぁ 簡単に言えば隣である。
大漁でいらなくなった漫画雑誌は居酒屋コーハツに持ってこられて、
コーハツの暇つぶしのネタになる。
逆に大漁の奥さんは、コーハツにある製氷機から氷を持っていく。
なんか良く解らないが、そういうことが普通になっている。
大漁はすし屋だから、、たぶん値段は安くはない。
だからここで寿司を食ったことはない。一度食ってみたいけどね。
夜は 半分、居酒屋みたいになっている。
寿司以外のつまみも充実しているから 有難い。
昼間はここ大漁もランチがある。そして ここのカツ丼は絶品なのである。
ボリュームもある。ふわっとした卵の閉じ方といい、肉の厚さといい、、
文句無しで旨いのである。親子丼も旨いよ。まもるも
”お前! 大漁のカツ丼は凄いこだわってるから旨いよ!
食いたいなら11時半には行かなくっちゃ!
だいたい12時半には終わっちゃうからなあ。早めにいったほうがいいよ。”
っと教えてくれたんだ。
ふぅん、、っと半信半疑だったのだが、食ってみたら旨いの何のって!
すぐに”ファン”になってしまったのである。
だから こっちからの荷上げになったら、真っ先に”大漁で昼飯が食える!”
というのが 楽しみだったわけ。
母島に行ったら、是非食ってみて欲しいね。そう、寿司も食ってみてちょい。
店内は演歌とかは流れていない。何故か場違いに、
すし屋でオールディーズが流れている。これもこだわり。
結構マニアックなんだよね。マスターも割りに無口だったりするけどね。
親切だよ。
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コーハツに戻り 満足感に浸りながら一休み。
この”余韻”がたまらないねぇ。。
とどむさんと”子連れ狼”を見るのが、日課になりつつある。
暫くするとミウラーが帰ってきた。ミウラーは大漁のカツ丼を諦めて、
午前中に今日の分の仕事を全部やっつけたのである。
だからお昼の時間を犠牲にしちゃったわけ。
僕も そう出来ない訳ではなかったのだが、やっぱり大漁のカツ丼がねぇ〜。。。
ミウラーは落ち着くと、、、そして冷蔵庫から”プシュ!”
うわぁ〜やぁ〜な感じ!!
まぁ願いが叶ったからいいんだモンね!
”午後からは釣りに行こうかな!”というミウラー。
僕は残ったボッカを終了させに出かけなくてはいけない。
まぁあと数便上がればいいだけである。
集落の中の川のフェンスは外されてしまっている。
これもコーハツの仕事である。フェンスを交換するらしい。
交換するために前のフェンスを外したのはいいのだが、
新しいフェンスの材料が届かないのである。
そう、こっちも段取りが狂って足止め状態なのである。
やっぱり ここでの工事はなかなか思うようには進まないんだね。
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数便の荷揚げを終え、ハンバに戻ると、ミウラーが何やら持ってきた。
ヘンテコな形の魚である。
”これって 高級魚ナンですよ!”
どうやら 本日の釣果がコレらしい。
”他にもっと大きいのが見えていたんだけど、そいつは釣れなくって、
こいつが掛かってきたんですよ!”
ふぅん? 高級魚?そうなのかなぁ? なんか食うところが無さそうな魚だね。
”やがら”というらしい。確かに高級料亭などで食えるシロモノらしい。
ウンチクのミウラーは
”これって切りにくいな”っとかブツブツ言いながら、さばき始めた。
あんまり食うところはない。さて食ってみるかな。まずは刺し身で、、、パクっ!
なぁんか水っぽくって 旨くない。高級魚?? ううむ。
”これって昆布で絞めたら旨いかもよ?”
早速前田にいって昆布を買ってきて、絞めてみる。
暫くして酒のつまみにっとつついてみると、
”旨いねぇ”
少々水っぽい魚は 昆布で絞めてあげれば旨く食えるらしい。
昆布の塩気が切り身に乗り移って、丁度具合がいい。。 これは学習した。
やってみるモンだわい。
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