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今日はいい天気である。昨日到着したばかりであるから、まだ身体は”ふんわか”している状態である。朝から飯を作り、どうしたモンかなぁ?っと 一日の時間をどう過ごそうかと思案するのである。
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コーハツの人間は仕事に出ていった。本当なら僕らも今日からボチボチと、仕事、、ボッカに向かうはずである。しかし、今回はそうもいかないのである。何故か?っというと 今回はまだ材料が来ていないのである。おそらく 今日入港すると思われる共勝丸に、材料は乗っているはずなのである。だから それが到着すれば材料はやってくることになっている。仕事はそれからだ。ボッカで運ばなくてはいけない材料が来ていなければ、仕事はないのである。
だから今の所 なぁんもやることがない。暇である。 |
いつもの前浜に遊びに行く。何故か?みんなの集まるガジュマルには 今は小鳥達はいない。何故だろうか? ちょっと寒いのかな?
”昔っから、小笠原3倍というんだよ。”
穏やかで楽しい浅沼さんはそう教えてくれた。浅沼さんは話が好きである。だから話しだすと止まらない。穏やかだが ひっきりなしに話は続くのである。”あ〜そぉう!”っというのが癖だな。
どうやら小笠原では船が遅れて仕事になら無いということは当たり前なのだ。だから その分、僕らのように無駄に足止めを食ってしまうことは良くあるらしい。”いつからボッカが始まるのか?”っととどむさんに聞いても”さぁて、たぶん、、、、”っとはっきりした返事も来ない。乳房山の登山道整備は 曲がりなりにも公共事業だから、そんなに”解らない”訳はないと思うのであるが、、いっつも”そう”なのである。そんな事ってあるのかねぇ? 僕らの感覚では”ありえないこと”なのであるが、どうやら ココでは”充分ありえる事”なのである。たぶん、 そうとしか思えない。
”昔はねぇ、そういう時には親方が保証したんだな”っという。ふぅん そうなのかぁ。。まぁ 僕らは?? 無いだろうなぁ。。たぶん。
浅沼さんは埼玉の北本の人らしい。僕は今、桶川だからお隣の町である。びっくりだな、世の中狭いモンである。まさか 母島にやってきて、埼玉のローカルな話題がでてくるとは! 話は益々盛り上がるのである。 |
そういえば 前の駐在さんは狭山だったし、コーハツの金田さんは上尾らしい。なんでも埼玉の人間は多いらしい。埼玉県人会が出来そうである。何故だろうか? 埼玉県は東京のコバンザメで ほとんど東京のようなものだ。そして内陸にあるから海が無い。一番近くの海は東京湾か? そういうロケーションだから、やっぱり 埼玉の人間は海が珍しいからなぁ。。見慣れていない。だって 海が無いからね。なんか 海があるだけで少し現実離れした、、そういった雰囲気を感じるのは僕だけなのだろうか? 海には妙な憧れがある。 |
浅沼さんの話から開放された。んじゃ 少し歩いてみようかな。
あれれ、電話ボックスがちゃんとしている。これだったらパソコンを繋げるかな?っと思ったが、、、今度はノートパソコンのバッテリーが具合が悪くなっていて、コンセントが無いと使えなくなってしまっている。チャンとチェック為てくればよかったなぁ。駄目じゃん!
今回はインターネットのメールはチェック出来ないなぁ。 |
清見が丘の”土留め”のフェンスには マイマイの殻が溜まっている。あれれ? 前はこんなになってたかなぁ〜???
確かにこの辺りはマイマイが多い場所である。それなのだが、、こんなに溜まっていたというような記憶はない。やたらに目についた。ひょっとしたら、マイマイカブリが入ってきてしまったのだろうか?そんな不安が頭をよぎる。母島も変わっていく。確かに変わるのである。でも マイマイカブリは 良くないなぁ。カタツムリと呼ばれる”カタマイマイ”も居なくなってしまうじゃぁ〜ないか。大丈夫かな? |
共勝丸が入港している。いつの間にかやってきていた。
波止場にやって来ると、材料を発見。これで何とか仕事にはなりそうである。でも 今回の材料の量は大したものではない。これで全部ではなさそうである。それでも当分の間の仕事ではある。無駄にもう一舟待たなくてもいい。今日の午後からでも 仕事開始かな? |
海を眺める。
ほら! いっぱい魚がいるよ。 |
コーハツに戻り昼飯の準備。いつもは他の飯場に行き食事を食べさせてもらっていた。母島の生活にも慣れてきたこともあり、今回は自炊してみようかな?っという事にしてみたのである。僕もミウラーも 料理は嫌いではない。どっちかというと好きである。だから”問題ないんじゃぁ〜ないのかな?”っと、そういう事にしたのである。
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もっとも 他の飯場の食事の時間は結構制約がある。朝は早起きしなくてはならないし、夜も早い。そのかわり いくらお替わりしてもいいし、たくさんの種類の美味しいおかずがあるから満足である。メニューやら食事に関しての面倒臭さは全く考える必要もなく、その分は楽チンで快適なのだ。
ところが 僕らのボッカは 歩いて山の中に行ってしまうから、実は帰ってくる時間が良く解らない。だから ちょっと無理をすると晩飯にありつけなくなってしまう危険性がある。自炊ならそういう心配はない。それに どうせお弁当を作らなくてはいけないなら、”大して苦ではないんじゃぁ〜ないのかな?”っと 自炊にトライとなったのである。まぁ、面倒になってくじけてしまったら そのときに考えればいい。 |
だから 昼飯の弁当もつくらなくてはならない。ミウラーと吟味して”お弁当箱”を農協で買ってきた。まぁこれくらいの大きさがいいかな?っと決まったのだ。お弁当箱の方が 詰め込めばイイだけなので、作るのは楽ではないか?っと考えたわけである。
これは僕のお弁当箱。
思い思いに”らくがき”しておく。 さてさて お昼御飯が終わって、午後からはボッカかな?っと思い気や、”材料の検査が終わらないんだよなぁ”っと まだ荷物を開けるわけにはいかないようである。
どんな材料が到着して、、数がいくつで、、、っというヤツで、材料検査?なのかな? とにかく材検が終わらないと駄目なのである。しばらくすると、”明日でもいいですよね!”っと電話が入り、今日の午後の予定だった材検は、いきなり明日に変更になってしまった。
今日は 仕事になら無いことになった。さぁて どうしよう。 今回の図面は貰っているから、これを持って 確認がてら乳房山にでも登ってこようかな? そうだ、また観光協会に行き、登頂証明を貰ってこよう。どうせ何日かボッカをすれば 登るのは面倒になる。今回のボッカは ずいぶんと下の方の場所なのである。
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石田さんちの前の登山口から登り始める。時刻は既に15時半を回ってしまっているから、ちょっとのぉんびりしすぎたな。登山口のあたりから、今回のボッカの行き先は広がっている。大体の場所を確認しながら 新しく整備されている”雑石階段”を大急ぎで駈け上り、最後に急登の連続の階段を行き 大剣の分岐まで来た。15分しか掛かっていない。”結構近いな!”
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大剣崎山からは 集落が見渡せる。ここから小剣崎山までは 名前は似ているが谷を一つ挟んでいるから、稜線通しには行けない。
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大剣崎山からは もう一登りすると傾斜の落ちた尾根を行くようになる。この辺りには塹壕が多い。今回はこの辺り一帯がボッカの場所である。 |
乳房新道の分岐まで来ると、タコの木が倒れていて道をふさいでいる。”ありゃりゃ! これは切ってどけないと荷物を持っていたら通れないな!”
乳房新道を下りだすと、また別の倒木である。これも切らないと通れない。この分だと、いつからボッカは始められるのかな? |
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