2003年11月05日
明星山P6南壁 フリースピリッツ
845 昨日一日様子を見たお陰で、南壁はしっかり乾いている。今日はフリースピリッツ。この壁では、おそらく一番の人気ルートであり、僕も過去に数回登ったことがある。初めて登ったときには 結構楽しかったと記憶している。
確か?まっちゃんと一緒だったかなぁ。。 今回はヒロケンのリクエストである。
週末なら 長い順番待ちがあるはずであるのだが、今日は平日である。他にクライマーの姿は見えない。
壁は貸切だ。
取り付きは 岩小屋のすぐ前。先行パーティーも居ないのだから 別に大岩に隠れる必要もないような気もするのだが、習性とは困ったもので、岩小屋の裏に回り込んでギアーを準備する。小滝川にはイワナの姿がある。
最初のピッチは左上のバンドで 簡単だが、土の部分はまだ濡れていて滑りそうだ。 なぁんにも考えずに ノーピンで突っ込む。
2ピッチ目も引き続き左上。ピッチの始めの傾斜のある部分が 少しいやな感じだね。
3ピッチ目は 正面のクラックというか、フレークを やや右上気味に直上。そのまま 次のピッチの右トラバースの手前まで引っ張る。
940 4ピッチ目。微妙な下り気味のトラバースから バンドを右上。
ブッシュでランニングが取れる。
気をつけなくてはいけないのは、石灰岩の岩角は”ギザギザ”になっているのが多いので、荷重を掛けたときに擦り付けられるようになってしまうと、ランナウトより危険だ。折角ランニングを取っても ロープが切れてしまっては意味がないこと。岩角に引っ掛かるのも同じ。ロープの交差は論外。花崗岩のロープ回しより、注意が必要だね。トラバースが多いから、このラインの場合には 特に注意しなくては 格好だけのロープになっている。
このピッチは、ロープの流れが確保できるなら そのまま”うめぼし岩”の下まで、、、戻るように行ってしまったほうが、ピッチが稼げる。
そうでなければ、、、確かACC-Jのビレイポイントと一緒になったような気がする。違ったかな?
1000 5ピッチ目、前述のビレイポイントから うめぼし岩の基部まで。4ピッチ目がださいと 短くなる。思いきって外に出るとよい。段々フリーのラインっぽくなってきたぞ!
このまま次の”うめぼし岩”のピッチに突っ込んでいくと めちゃめちゃロープの流れが悪くなってしまうから、直前で短く切ったほうが楽である。
1011 6ピッチ目、うめぼし岩の登攀。
脆そうである。
いくらかナチュプロも取れる。
登攀は 右の方から登ったほうが簡単だったと記憶しているが、最近は左側から登られているほうが多い様子。昔は残置が無かったが、今は少しだけあるみたい。
うめぼし岩からは 右に移動し、2回ほど下り気味にビレイポイントまで。ここはフォローの事を考えて リードしていかないと、フォローの方が悪くなる。
7ピッチ目、ここがこのルートで一番難しいような気がしている。正面の凹角からカンテを右に回り込む。そこから スラブを行き、左上の大味の凹角を登り、すぐ上の立木まで。以前はランニングが極端に少なかったような気がするのだが、今回は結構ある。
増えてきたんだなぁ
しかし、不思議といえば不思議である。フリースピリッツを登るのに、ボルトやハーケン、いや だいたいハンマーなんか 持ってこないだろ??? 残置を増やすために わざわざ登ってくるのだろうか? なんか おかしい。ハンマーレスのルートにハンマーを持ってくるなんて、物凄いナンセンス。こんな余分な物をもってきているから、時間が掛かって渋滞するんだよ!
登れナインなら 諦めろ。練習してから もう一度来い!(";;;
ギアはまぁ、、まぁ、カムも1セットで 有余るほど。
過剰装備は メンタルで自己満足。なんとなく安心するだけで、実は無駄であり、迷惑になる。
8ピッチ目、右上のビレイポイントまでの簡単なフェース。
正面の簡単な岩場を行ってしまうことも出来る。先行がいれば落石が嫌な場所である。
この辺り一帯には、中央バンドからの、、そして上部壁からの落石が集中する。すぐ右にクイーンズウェイが来ている。クイーンズウェイの方も、このあたりは 極端に落石にはデリケートにならざるを得ない。今日のところは先行も居ないので、落石の心配は 全く無いと言ってもよいね
。
9ピッチ目、右上して クイーンズウェイの上のハング帯の左、脆そうな凹角を 思いっきり良く乗り越え右へ。そこは 中央バンドで、ここからしばらくバンドを登り、さらに一段上り上部岩壁の取り付きまで、50メートル目一杯引っ張る。
1139 10ピッチ目、白い岩の一帯から判然としない凹角を適当に登る。くの字ハングの右にある 黒いフェースの右下のテラスを目指す。
どこでも登れてしまうので、かえって解りにくい。
下を行けばマニフェストに、上を行けばクイーンズウェイに合流してしまう。
11ピッチ目、頭上にはACC-Jのボルトラダー。これの左のフェースを登り、バンドから右上。ビレイポイントをやり過ごし、さらにマニフェストのへの字ハングの左のフェースを行くように、、、右から回り込むように、トラバースのピッチのすぐ脇までピッチを延ばす。適当にボルトをまとめて ビレイポイントに出来る。
すぐ右のフェースがマニフェストの核心部分。
1244 12ピッチ目、バンドトラバース。
高度感があり、気分よい。
残置が適当にあるから安心して外に出られる。ホールドは大きい。
前のピッチは 目一杯延ばしてあるので、このピッチは短く終わる。
13ピッチ目は トポによれば核心だが、残置があって快適、、、というより 簡単。正面左寄りから右寄りへ。上に抜けたら左上の木を目指す。50メートル目一杯。
14ピッチ目、左のがらがらの凹角を登っていく。50メートルで稜線の岩に出て終了。
ここからは 左岩稜の下降路まで下り 歩いて下山。
ううむ。少し物足りなかったが 良いルートだね。簡単だよね。
きっと この辺りが人気の秘密なんだろうな。以前より残置が増えてきているのが残念かもね。


●Enjoy Climbing
神奈川県小田原市在住のOCCの先輩、戸谷さんのクライミングなどページ。


