2003年10月31日
       明星山P6南壁 マニフェスト



    714 今日は少し早めに出て、平日のうちに一発決めてしまおうという計画。ルートはマニフェスト。ダイレクトのフリー化ルートだ。パートナーは 昨日から引き続き栗原君。もっと 早く出てこようと思っていたのに、朝一番の冷え込みが厳しく、シュラフからは出てこられない。壁はベストコンディションだから 行かない策はない。やっとこ重い腰を上げ、”うう、さぶい!”





    マニフェストったって ニュースで良く耳にする、民主党のアレとは違うのである。クライマーに言うマニフェストは やっぱりこれである。
    1ピッチ目はクイーンズウェイと一緒だから簡単だね。



    左上気味に 段々と登っていく。
    732 2ピッチ目は 一段登り、次の段の手前でクイーンズウェイから分かれて 右のスラブをトラバース。下り気味の最初の一手が悪い。 ここは 大抵濡れているのだが、ラッキーにも今回は乾いている。

    まぁ そうなる事を狙ってきているのだが、、、

    そのまま 右へ右へ。少し登れば ダイレクトのラダーに合流しピッチを切る。この辺りから、中央バンドからの落石が気になる場所であるが、先行が居ない今日は その心配はない。
    825 10bにしては てこずった。ラダーのどちら側を行くのかが解りにくい。おまけに前に登った物と思われるチョークマークがあちこちに残っていて、これが間違っている可能性は大きいから はまらないようにしなくては! m(_ _)m

    ルートファインディングが 命である。

    下のハングは 危なかった。まぁ なんとか ダイレクトに抜けて行く。上の方は いくぶん優しいかな?

    ハングを抜けてすぐのビレイポイントは飛ばして、少し上まで延ばしておく。取りあえず全てオンサイト出来た。
    839 4ピッチ目は 下部城塞の下まで。いくぶん解りにくい。

    ボルトラダーを忠実に辿るというより、ランニングを上手く利用するような感じだね。下部城塞の下を 左上して行くと、ビレイポイントがある。

    5ピッチ目は 下部城塞の左側の切れ口を登って、クイーンズウェイと合流し、思いっきり引っ張り上げ、そのままハング下の ぬるっとした感じのスラブまで。50メートル目一杯になる。無理やりボルトを集めてビレイ。
    950 6ピッチ目は クイーンズウェイと同じ、このスラブを登ってから、中央バンドの端っこで右にトラバース。下降気味にビレイポイントに到着。
    7ピッチ目は 上部城塞のクライミング。結構まともにハングに突っ込んでいく。

    ハングに阻まれたらボルトラダーを離れて 右に行く様子であるが、抜けた後のホールドが浮いていそうに見えるので 嫌だ。

    実際にはホールドはガバで、ランナウトしながら豪快に越えていくことになる。”落ちたらどうなるのだろう?”と、考えてしまうようなら登れない。思いっきり一番。やってしまうしかない。



    8ピッチ目は 右に見えるスリングの巻き付けられているピナクルを目指す。簡単。そのまま フェースを登る。

    9ピッチ目。凹角を行き、一気に鷹ノ巣ハングが近づいてきた。 さらに凹角を行き三日月ハングの手前まで。
    1126 10ピッチ目は トポにより判然としなく トポにより違っている。 僕らはまずは 右のダイレクトのビレイポイントの方へ行き、そこから三日月ハングの上を微妙に左へトラバース。するとフリースピリッツのトラバースの辺りに入ってしまう。ここから 右上のフレークを取りながら右壁まで行くと行き詰まってしまう。ここからは右壁とのコンタクトラインのスラブを直上する、これが核心のようだ。
    1135 左足を一段下げてスメアで 少しだけ上げていけば。ホールドは意外とある。ただ、少々指に優しくないのが悲しい。2〜3手で 上のブッシュに手が届くかな? いきなり飛び付くというのも あるのかも??



    鷹ノ巣ハングの洞穴の辺りでピッチを切る。ここは 寒いらしい。
    11ピッチ目は 鷹の巣ハングの乗越しになる。ハングの下までの一段は悪い。一段上がると天井に頭が押さえられていて 居心地が悪い。ザックを背負っていると邪魔臭いけど、、、、

    (";;;

    ハングの出口からは ランニングに乏しくなり、ただひたすら右上していく。カムも使いにくいので ランナウトになる。落ちたら さぞダイナミックに振られることだろうとイメージすると、緊張するに違いない。

    さぁて どっちに行くのか?っと、ちょろっと登っていけば それとおぼしき”枯木”が見えてきて”ああ、終了点はあそこだな”という感じである。キャプチュードや ダイレクトも、同じ場所が終了点になっている。

    しかしまぁ この枯木はいつから枯れているのだろうか? トポには ”枯木”でない表記のものは存在しない。すでに 終了点と呼ぶには???? ううむ、きっと、僕の時には 大丈夫だとは思う。(";;;

    根元に巻き付けられたスリングの辺りは腐ってきており、半分くらいしか残ってない感じ。やっぱり これで懸垂はいやかもしれない。

    この辺りで ヤスデの襲われ、ううむ、気持ち悪かった。(j_j)シクシク
    1245 終了点からは左上気味に1ピッチ。それから 凹角を拾って直上すると 行手を壁がふさぐ。この壁の左端を巻き込むように 見慣れた大きな岩を目指していくと、稜線にたどりついた。





    いいラインだった。さすがに 滝口さんがビックウォールコメンタリーで あれだけ推薦するのが理解できる。今のクライミングのレベルなら、この位のラインは目標にあらず、小手調べにもっと取り付かれてしかりだろう。と言っても 中途半端なクライマーは お話にならないだろう。 しかしだなぁ、、現在のクライミングでは 初心者だって半年もすれば5.11に取り付く位は出来るわけで、そう考えると、フリースピリッツより マニフェストの方が登られて良いような気がするのである。





    ちなみに 稜線に出てしまうと携帯は通じない。壁の中では 3ピッチ目くらいから上では携帯が使えるような気がするのだが、、、、?

    とりあえず 早めに終わったので、ゆっくり食事、、、とは言っても おにぎり1コしか持ってきていないのだが、、、、を食し、、、。

    ひとしきり ゆっくりしたら左岩稜の大岩を目指して下降する。

    左岩稜の辺りは 別パーティーが

    ”おい!。おい!”っと、こっちを向いて叫んでいるのだが、、見慣れぬ顔なので 知らんぷり。変なのに巻き込まれると ろくなことにならないからね。(^◇^)ハハハ
    1510 下降終了。テン場に戻り とにもかくにもプシュ!



    温泉にでも行くかなぁと ジムちゃんに乗って走っていくと、お客を連れた遠藤さんが。ううむ。さっきの”おいおい親爺”は遠藤さんだった様だね。しかし 遠藤さんは目がいいなぁ。

    時間が有れば 今晩は宴会としたいところなのだが、、、残念にも今晩は次のパートナーのいっちぃを白馬まで迎えに行かなくてはならないんだよなぁ。ううむ。



    この日も小谷温泉の露天風呂に入ったのは、いうまでもない。夕暮れの露天風呂は 気分が良かった。
                        
         
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    僕も永年、メスナーテントを大事に愛用しています。今は無き?エントラントのメスナーテントは軽くて使いやすく、冬山の尾根筋での強風の中でも設営が比較的容易なのが魅力です。先にテントを固定出来るのが今でも魅力的だと思います。山の道具を作り続けて半世紀!登山とスキー・スノボの店ニッピンです。
                   
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