まえのホゲめぇる

    2003.10.15発送
       ベルジュエール

    ホゲめぇるは、独断と偏見に満ちた片寄り激しいまったくの私的たわごとメールマガジン です。

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    ”ホゲめぇる”だよ!

    ホゲホゲです。


    ベルジュエール
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    いつも静かで良質なクライミングをさせてくれる割りには、
    アプローチも比較的楽チンで充分に余裕をもって 日帰りできるのが、
    瑞牆の岩場の魅力だろう。
    ことに クラックを使ったクライミング、とりわけフリーでのロングルートとしては
    他に無いフィールドを提供してくれている。
    その代表ルート、めちゃんこ名の知れたルートが ベルジュエール。
    クライマーなら 名前くらいは聞いたことが有るだろうし、
    とりあえず当面の目標にしている人も多い様子である。
    ”ベルジュエールなんて いかがですか?”
    っと 新人の栗原君に言われたってね。今更ベルジュエールねぇ〜。 ううむ。
    まぁ 下らないクライミングしているよりは楽しいのかなぁ。。。。
    若い新人クライマーが 登りたいルートであることは間違いないだろうし、
    僕の方としちゃ、、、新人達はいったいどのくらいのクライミングが出来、
    安全を保ち、スピードが有り、ルートファインディングがきちんと出来るか?を
    見て見たい気もする。
    そうしなければ、これからやってくるデンジャラスなクライミングのお共をさせる
    パートナーとして、お誘いできるかどうか?(";;;
    そういう感覚で登るには、ベルジュエールは これまた都合がいい。
    なんてったってルートは熟知しているし ギアーはそこそこ使う。
    残置は少ない?し、ルートは明確。あそこで間違えるようだと論外。
    フリーだし、(僕でも登れるクラックだし、、(";;;)
    そして ヤバくなれば、どこからでもエスケイプ出来てしまうからね。


    アプローチは もう割愛したい。m(_ _)m
    ”ああ、やっぱ来なければ良かった!”と思いながら登る。
    トレースを良く見ると、どうやら先行が居るらしい。2〜3人か?
    僕としては大奮発の早出のつもりだったのだが、そうか! 今日は週末だ。(@@^)
    ううむ、どうしてヘボは朝早いんだろう。そして 何故?
    その遅いクライミングで 後続パーティーのクライミングの予定を
    めちゃくちゃにするのだろう? ううむ。困ったものだ。
    取り付きに到着すると、先行は2パーティー。ベルジュエールの下にいる。
    ううむ、仕方がない、人気ルートであるからな。暫く様子を見る。
    案の定ヘボで、かなり遅い。ゆっくり行って3〜4時間と踏んでいたが、
    これだと 午後からはフリーをしようと思っていたが、
    そんな時間は無くなりそうだ。 まぁ 焦っても仕方がない。
    まさか ヘッドライトは要らないだろう?? いや、どうかな?
    ヤバイかな?っと、思慮する。
    面倒だから 白クマのコルまで てくてく歩いて行って、
    上部半分を先にやってしまってから下部を登って”たして一本!”にしようかな?
    とも思ったが、訳が解らなくなるし気分も良くないので辞めにする。
    様子を窺っていると 2パーティー目は 春一番へ行く様子。、、、とすると
    下部3ピッチは我慢しておいて、上部は先行1パーティーだから、
    大フレークとチムニーは 結構追い付かないでスムースに行けるんじゃぁ〜ないかな?っと思う。
    いくらなんでも そこまで遅くはないだろう??? いや、
    世の中強者は予想を遥かに上回るからなぁ。。。。そ
    れまでは だらだらだし、チムニーの上はルートが ごちゃごちゃしているから
    どこからでも適当に登ってしまえばいい。
    ”アブミ落としまぁ〜す!”
    どうやら ここでアブミを投げるのが 通例の儀式になっているようである。
    全く馬鹿馬鹿しい。アブミセットくらい 大した重さではない。
    チムニー以外は邪魔にもならない。
    そんなモン 有っても無くても大した問題ではないはずなのに、
    どうして投げるのか?
    また、記録でそんなの書く馬鹿がいるから 真似をする”もっと馬鹿”が現れる。
    あまりよい習慣ではないので辞めたほうがいい。
    もし不要なら、”白クマのコル”に置いておけばいい。
    (下降路から 歩いて回収できる)
    ”あ〜らら。引っ掛かっちゃった!”
    だから 言わんこっちゃ無い。
    だいたい こいつら、雨降ったらどうやって抜けるんだ?
    このヘボさ加減からすれば、スリングを駆使して脱出なんて
    かなり難儀しそうだぞ?
    ”どうして 落としちゃうんですか?”
    もう一つの春一番パーティーの方が聞いてくる。
    ”いや、あの上ではアブミは使わないから、、”
    春一番パーティーの一人は これまた参った。
    アブミを忘れたらしく、特製のナイロンテープアブミを持参している。
    ”ああ、ここにアブミ3コ 落ちてきたから、持ってっちゃえば!?” (^◇^)ハハハ





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    1ピッチ目は エイドになった。10時半取り付き。
    アプローチから大休止、そして冷えきった身体にいきなりのパワフルムーブは
    ナンか?踏ん切りがつかなかった。ううむ、こんな事ではいかんな。
    あの枝2本が無くなってくれると、もっとイイんだけどなぁ。
    単純な掛け変えだ。くそ面白くもない。
    A0でもイケるので アブミは無くてもいいけど、パワーロスが激しくなる。
    今回は一人1コだけ 持ってきた。はっきり言って これで充分。
    プロテクションは 赤いのが2つだけ使った。出だしは木にスリング。
    2ピッチ目。左に出てからの一歩が悪いんだよね。実は 残置だけで行ける。
    プロテクションは教えてしまうと面白みが半減してしまうので
    ”好きなだけ持って行っていいよ!”と言うと、
    栗原君は いっぱい”重し”を持っていってくれるから有難い。
    過剰装備で凄いからなぁ。。。。
    この日のギアーは エイリアンからキャメ3までが2セット弱、
    キャメ4ハーフと5が1コ。見事な”重し”である。
    別に騙している訳ではないって!
    えっ!使わないのを知っていて 持たせてるって?
    いや、持っていくって言うんだよ。仕方ないじゃん。
    確か?エイリアンの緑?かナンかが 使えるはずである。
    でも それだけだけど、(^◇^)ハハハ
    このピッチは とにかく短いピッチだが、ロープの流れが悪い。
    シングルなので、流れが悪くなるときには 適当にプロテクションを間引くか?
    回収していかなくては どうにもならないぞ!っと。

    3ピッチ目は 穴の辺りのボルトを取ってから、一瞬ギョっとするヤツ。
    そのままランナウトして 木の生えたルンゼ状を登ると春一番を右に分ける。
    ロープ交差するので 情けない木でランニングを取っておく。
    ここで巻き込まれて落ちたら、すでに30メートルくらいはランナウトしているから
    60メートル落ちることになってしまうからね。
    いくら憎まれっ子世にはばかると言っても、、、たぶん、、、
    そんなに憎まれてはいない??っと思いたい。(";;;
    そのまま簡単なルンゼを行きプロテクションを取ろうと思ったら、
    ”あれれ?” そうだ、キャメが無い。(^◇^)ハハハ
    ”いらん!”っと 置いてきちゃった。(^◇^)ハハハ
    仕方ないから 無理やり”重し”で持っていた4ハーフを決めておく。
    いや、別にちゃんと決まるよ。いくらなんでも5は大きすぎる。
    最後は枯れてない木の左のフェースに有るクラックに無理やり移り、
    そんでもって終わり。ぴっかぴかの残置ハーケンがあった。
    良く打つよなぁ。。。。
    ルンゼを直上しようと思ったけど、難しかったから辞めた。
    ここでなんと、先行に追い付いてしもうた。(@@^) おそるべしだな。。
    まぁ、のぉんびりやるしかないよね。こういうことも有ろうかと、
    防寒対策はバッチシ! なんとジャンパーを着て来ちゃったモンねぇ〜 (")/
    ポケットには飴もあるし、煙草もほら!2箱も予備がある。(^◇^)ハハハ
    4ピッチ目は その左のクラックを登る。
    栗原君は出口で苦労していたが、、、? そんなに難しいかなぁ???
    フェースに足を出せば、5.9とか? そんなモンじゃないかなぁ〜??
    残置があったなぁ。 回収できなかった。
    このピッチも短く、すぐに終わっちゃう。
    はっきり言って、ベルジュエールの偶数ピッチはチムニー以外は短くて面白くないよ。(";;;
    程なく白クマのコルへ。
    ──────────────────────────────────────
    5ピッチ目が あの有名なフレークだね。何度登っても 一瞬躊躇うよなぁ。
    まず4ハーフをずりずり。その上に”いらんな?”っと思いながら黄色を決めて
    ”これでもか!”状態で一段這い上がる。
    残置のハーケン?は そのまま有った。しかし 誰が打ったのかなぁ。
    考えてみれば凄いよ。ハンマーレスのルートでハーケン打てるなんて、
    よっぽど用意周到の重量化クライマーか、ヘボじゃぁ〜無ければ考えられない。
    僕は いつも抜いてやろうと思うだけで、ハンマー無しでは どうにもならナイモンね。
    いよいよの上部の核心は、ここでしか使うことが無いキャメ5をずりずり、
    上に3を決めると安心してズリズリできる。
    で、、、ここで呼吸を整えて、”えいっ!!”

    しっかしまぁ、ここでプロテクションを4コも取ってしまったのには、
    我ながら情けない。おっさんになったなぁ。(j_j)シクシク

    6ピッチ目はチムニー。実は僕はここのピッチが一番悪い気がするんだよね。
    ああ、途中のボルトは あったねぇ〜。
    打つんなら もっと上に打ってくれればイイんだけど、
    あれ以上上だとハンマーが カチカチ当たっちゃって振れないんだろうね。
    (^◇^)ハハハ
    出口にナンか決めて、一気に行くしかないね。


    7ピッチ目からは ぐっちゃぐちゃにルートが錯綜する。
    ルート図もこの辺りから、なんかよく解らんよね。
    どこもかしこも登ったことが有るので、リードは栗原君にお任せ。
    これまではショボいピッチばかりで面白くなかったはずだからなぁ。。(";;;
    ”適当に好きなところ登ってイイよ!”
    先行はバックアンドフットの所から左上クラックに行っているから、
    僕らは左の凹角から。さらにピナクルの方へクロスして行き、
    春一番のスラブを直上。ごろごろ岩を過ぎ、最後のクラックへ。

    ”右の方でも適当に登って 行っちゃおうよ!”と思い気や、
    栗原君は ”ここ登ってみたい!” でも そこには先行が、、、、
    m(_ _)m まぁ ヤケクソだから 待つかぁ。

    17時、テーブルストーンに到着し”まぁ、明るいうちに帰れるな”
    と思っていると 暫くすると”ポツン!”と雨が。
    だから もっと急いでおけば、、、と言っても後の祭り。
    まぁ 何事もお勉強だからねぇ。誰かが付きあって教えていかないと、
    いつまで経っても解らないからね。身体で覚えるのが一番よ。
    しっかしまぁ、先行が居たとはいえ 6時間半はかかりすぎだねぇ。
    2回登れるよ!(^◇^)ハハハ



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    ●久保田 麻琴
    Kingrecords Webcommunication>キングレコードの公式サイト
    アーチストとして数々の偉業、共演、、、、そしてプロデューサーとして活躍。機材にも非常に詳しくマニアックでもある。世界中を飛び回り心地よい真音楽を世に広める、見た目は”謎の東洋人(何故か?日本人っぽくはない。)”。。。。。
    著書:岩波新書1101、”世界の音を訪ねる-音の錬金術師の旅日記”は、今時レアな小さいCD付き。心地よいトラックが聴けて、お買い得。
                   
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