2003年09月13日
       屏風岩



    何を血迷ったのか? 久々の屏風。
    倶楽部の新人? 清水、栗原の二人と共に、、、彼らは屏風が初めてだった。

    秋の屏風は まぁ楽しかったよ。

    なんで今更屏風などに行く気になったか? なんか難しいエイドでもやるのかと思うのが普通なんだろうけど、今回はそれは無し。
    ”屏風に行きたいんだ!”という清水君に言われて久しぶりにトポを眺めていたら、とっても新鮮に見えてきた。雲稜ルートは南さんがかかわっているのかぁ〜?っと思い、、、、そうだこうだしていたら久々に登ってもいいかな?と思ってしまったのだ。
    まぁ 気分だけ!って奴だね。(";;;

    ”穂高ねぇ。。ここんトコ行ってないねぇ”

    良く解らんが まぁ行ってもいいかな。(")/
    身体の方も 大分具合が良くなってきたので、少しづつ戻していかないとネ!
    リハビリを兼ねて、、、という感じだね。
    予定は初日が入山で雲稜ルート〜屏風の頭〜徳沢〜横尾。二日目がディレッテシマ〜屏風の頭〜涸沢〜横尾。三日目が東稜で同下降〜帰京。とまぁ 簡単なトコを力任せにぐるぐる回るという感じだね。
    歩き回って おおむね屏風の概要を掴むという具合。
    まぁ スピード命だね。本調子なら問題なくやってのけるだろうが、今の身体じゃどこまでイケるか? あとの二人は若いから、体力的には問題ないだろうけど、、、僕がどうなるか?
    チト不安はあるけど、やってみるしかない。
    台風の影響が心配でしたが、天気はなんとか持ってくれた。

    慣れたパターンで沢渡から上高地まではタクシー。首尾よく2人と相乗りしたから値段もリーズナブルだ。
    歩きの方も若者に引っ張られるように快調で、横尾には9時前には到着し、ベースも設営。クライミングに行ける状態になった。天気が思わしくなく雨の波がカーテン状にやってくるのが見える。
    仕方ないので 雨宿りしながら1時間ほど様子を見ている。


    10時を回ると雨も納まりを見せているので1ルンゼの押しだしを登り始める。1ルンゼの押し出しは記憶より小さく感じた。岩小屋はゴミになってしまっているし、カンバンも倒れていてゴミになっている。
    渡沢地点の周囲には護岸工事がされてしまっていてなんだか感じが違う。 始めは どこだか解らなく、行き過ぎてしまった。めっちゃんこ変わってしまっている。
    ”長いな、、、”と思いながら1ルンゼを詰めていく。途中 雨が襲ってきては”やめるかな?”と思っているが、だらだらと登ってきてしまう。やっとこT4尾根取り付きに到着すると、雨の中先行が居る。ううむ、屏風はこれが嫌だよねぇ〜。必ずはまっちゃうんだもん。(@@^)
    やっぱ こうなんだよねぇ。。。。
    仕方ない、、、だからなぁ、、どうせ落ちないんだからフリーソロで ちゃかちゃか抜かしちゃわないと、、、っというのがいつものパターンだが、今回は屏風初めての二人なので、まぁ待つことにしようかな。。。。
    最初だしなぁ。。(^。^)
    結局1時間程待ち、やっとこT4尾根を登り、T4に着いたのは13時半。

    まぁ1時間程度の待ちで済んだのは、屏風としてはまだ序の口だよね。


    取りあえず先行しているパーティーは全部ビバーク装備を持っている様子で、要するの予定ビバークのパーティー。大きめのザックは邪魔臭そうで重そうである。片や僕らは、、、横尾に全部置いてきてるから 何がナンでも登って帰る”鉄砲玉パーティー”なのだ。ビバークの装備なんて、カッパくらいだな。。まぁ要するに山を舐めてる馬鹿者パーティー!(^◇^)ハハハ
    無茶でもナンでも先行を追い抜かし 上まで抜けなくてはならない。
    (^◇^)ハハハ
    登攀開始。

    まぁ普通に引っ張っていく。
    今更僕が登っても仕方ないので、リードは新人二人に任せることにする。相変わらず見るからに美しいいいラインである。残置が無くなっていけば、カムを使った現代風な良いラインになりそうだよ。


    11とか12とかを登っているんだから、こんなトコはぱっぱと行って当たり前!

    ”いいから 早く行け!! 走れ!走れ!”
    (^◇^)ハハハ
    扇岩で先行をやりすごして抜かさないと面倒だなぁ〜と思っていたが、、、

    だからなぁ〜。。。そんなピースしている場合じゃないんだって!
    既に2時間くらいは遅れてるんだから、、、知らないよぉ〜 (";;;

    残念ながら、扇岩では先行パーティーを抜かすことは出来ない。ううむ。なんやかんやとプレッシャーをかけて抜かさせていただくのは、ある種テクニックなのかなぁ??まぁ、声がデカイと 大抵は抜かさせてくれるんだけど、、、(";;; 二人は比較的おとなしいからなぁ。。。
    3ピッチ目の人工は記憶より悪くなく、こんなモンだったかなぁ?と思うのである。僕の身体は まだまだキレは満足行くものではなく、決して良くはない。こんなんじゃハイグレードのエイドは時間が掛かりそうだし危険だ。無理をしてぶり返しても困るので、ちょいちょいとクライミングをする。ルートには相変わらず靴ひもは有るのだが、、、昔感じたように悪くもなく、ナイフブレードのタイオフとかラープとか、、スカイフックとか、、、そんなのやっていると感覚がおかしくなるらしい。1本くらい飛ばしても上が取れるみたいで、ここ数年で僕のエイドも感覚的にずいぶん変わったんだなぁと感じる。

    しかし スピードを上げないと時間がやばい!
    やっぱ、壁では”スピードこそ全て!”である。
    眼飛ばしても、喧嘩売ってもいいから、(";;; トロいパーティーは さっさとパスしないと 酷い目を食らうのは 実は自分達になってしまうのである。後悔しても その時には遅いのである。

    ”いいから 走れ!走れぇ〜!”
    扇岩の上で やっとこ先行のパーティに譲って貰ったものの時既に遅し。
    (@@^)
    終了点に到着するころには行動できる限界に暗くなっていた。
    少し上に動いて まんまビバーク(@@^)
    ビバーク装備は持ってきていないから 仕方ない。たまたま辿り着いた場所が 多少引っ込んでいるらしく、風が当たらない場所だったので、、まぁ 無理やり寝ることは出来るだろう。真っ暗の中、屏風の頭までの薮をさまようよりは明るくなってから降りたほうがなんぼかマシだろう。と、、
    まかり間違ってルートを外したりすると面倒だし、、、屏風の頭からのパノラマコースも、それなりに長いし、どのみち横尾に到着するのは真夜中になってしまう。それだったらここで寝てしまって元気を温存し、上手くすれば明日はディレッテシマ! っと思ってそうしたのである。
    まぁ、こういうのもいい経験なんじゃぁ〜ないの?っと お気楽にネ!(";;;

    カッパを着込み着の身着のまま、適当に寝てれば時期に朝が来るだろう。(";;;
    若者たちも そこらに居場所を決めたようだ。

    ”まぁ 結構温かいから問題ないよ!”
    (^。^)

    と思っていたら、、ところがぎっちょん!! 穂高はそんなに甘くなかった?
    夜中には雨に降られて 結構寒くなった。(j_j)シクシク
    相変わらず親水性バッチリの僕のカッパは、すぐにびちょびちょ!(j_j)シクシク
    計算外の雨は 夜中中降ったりやんだり。結局ほとんど寝られなかった。(トホホ)
    みんな無口になっちゃいやんの。。参ったねぇ〜。。。(^◇^)ハハハ
    翌日は涸沢経由で下山。
    連休中日はナンと横尾でトカゲ!(^◇^)ハハハ なんとも無駄な!!

    栗原君は 横尾でナンパ?してた。
    ううむ、そういう奴ナンだね!! 面白いね (^◇^)ハハハ
    三日目の朝は穂高が美しかった。(")/

    やっぱ 山はいいねぇ〜!! (")/

    東稜の予定だったが、僕は何度も登っているので面白くない。新人二人のエイドは首尾よく無い様子なので、フリーでスピードを上げられるように、、、と、ルートを東壁ルンゼに変更。

    帰りの時間も有るので、12時、遅くとも13時で行動を打ち切ることにする。上高地はこれが面倒である。
    取り付きは7時半。
    T4尾根を登らないので渋滞に巻き込まれない、、、と思っていたのだが、こういう日に限って 先行は少ない。まぁ3連休の最終日にまでクライミングするクライマーも少ないんだろうね。(";;;
    東壁ルンゼの下部は 落石が多いと思っていたが全く無く、快適。

    天気もよいので気分はいい。(")/

    3ピッチ目で僕がルートを間違え、タイムロス。ありゃぁ〜間違えやすいな。いや、論外なだけだよ(")バキッ
    とりあえず 残置のカラビナ1枚がゲット。(^◇^)ハハハ
    結構楽しい間違えたラインを登り終わると 終了点について見回してみると この先が無く、代りに少し右にラダーがある。
    ”ありゃりゃ??? 間違えたかな?”

    だいたいだな、突然にルート変更したのでトポが一つしかないからね。
    (";;;

    舐めてるよなぁ。(^◇^)ハハハ

    気を取り直して少し右のボルトラダーに、登り返し。
    4ピッチ目は フリーを交えながら直上。
    いいピッチだ。(")/
    どうやら落石が無いのは 上に人がいないかららしい。珍しく東稜にも人の姿が見えない。


    東稜に行っておけば、とりあえず上までは抜けたかも知れないな?
    まぁ、、なんと間も悪いこと。。
    m(_ _)m
    5ピッチ目はいきなりボルトが折れていて、こりゃ面倒かな?っと?
    ところがエイドだと思っていたらフリーだった。結構面白い。


    その後は だらだらの草付きを少々で、上部の基部に辿り着く。

    草付きは少々ウンコ臭く、、ううむ。(@@^)
    いや、たぶん有るに違いない。(^◇^)ハハハ

    またまたカラビナ一枚ゲット。
    東壁ルンゼはこの草付きの中に、カラビナが たっくさん落ちているに違いないね!
    既に11時を回っている。これから登ったところで1ピッチだけなので、すぐに懸垂して降りてこなくてはならない。

    ”とっとと辞めて 横尾でビールしようぜ!”という僕の発言は通らず、清水君が行く。(^◇^)ハハハ
    くそぉ! 若者も諦め悪いなぁ。。。。


    また今度来ればいいじゃんと思うのだが、、名残惜しそうにテラスをトラバースしていく。まぁ、そういうもんだよね。
    屏風が初めてということはT4の懸垂も初めて。

    なんだかんだとクライミングの成果はないものの、屏風の頭にも抜けてきたし、ビバークもしたし、、、歩き回ったし、、(";;;
    屏風の概念を掴むという意味合いでは かなり得たものは多かったのではないかな?

    ね!? 面白かったでしょ? (";;;
    しかしまぁ、、スピードがイマイチだったね。やっぱり一番の安全はスピードだと思うからね。。 僕ももっとスピードを取り戻さなければ、長いエイドルートなんか行けないね。参った。
    上高地の渋滞を避ける様に、ゆっくり下山。

    新村橋からは工事用の車道を歩いて明神橋で戻り、上高地に到着。
    まだまだ混雑しているかと思っていたら、拍子抜けで これが全く閑散としている。

    ”ふぅん。こんなモンだったのかぁ?”


    河童橋を渡ったことが無いという二人なので どうせヒマだから渡っていけば?っと、少し観光。
    なかなか愉快な新人で、これからが楽しみなのである。
                        
         
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