2003年08月22日
       瑞牆山トイチ面正面壁 春一番



    久しぶりの歩きである。
    ゆっくりな出発だったとはいえ急なアプローチの歩きは、なかなかふくらはぎ辺りに刺激を与えてくれる。
    3月に追突されてからというもの ほとんど歩いていないし、クライミングなんてホンの格好だけである。いわゆる”むち打ち”というヤツで、整形外科に5ケ月も通っても一向に良くなる様子もないので 先月から知り合いの整体に古満目に通いながら 簡単なクライミングでリハビリをして我慢をしていた。
    最近では具合がかなり良くなってきたので、軽く本チャンをと思い出かけてきたのである。
    しかし筋力は確実に落ちてしまっているなぁ。
    このところの雨で荒れているかと思っていたアプローチは それほどではなく、30分はかからずに 程なく水場に到着した。

    不摂生な割りには 良いペースかもしれないな。
    ここからはガレを行く。最近はガレには草が生い茂り、ガレとは思えない感じになってきた。さすがに雨量は相当なものだったらしく、ガレには いつもはない、水流がしばらくあった。
    正面壁に到着。
    10:00
    取り付きはベルジュエールと一緒。取り付き部分はいつもの様に湿っているが、それほど気にならない。


    フォローなので オールフリーの真似事をしてみようかと意気込んではみたが、なかなか上手く行かなくほとんどA0。
    ラインが左に右にと若干違うようで、回収はややこしい。
    次もベルジュエールと同じライン。アンダーのトラバースから。

    左に出てから上のファースを直上。ロープの流れが悪いみたいなので 次の支点でピッチを軽く切る。
    しかし天気がよい。
    身体の具合も悪くない。少しばかり荷を背負い歩いたせいだろうか? 多少、腰に痛さとだるさは有るのだが、首はまぁまぁ。
    一時の”重い気分”からは ずいぶん開放されてきた。

    これだったら もう少し無理をしてもいいかな? 徐々に慣らしていくしかない。

    英作ちゃんとは 瑞牆で数回ロープを組んで遊んでもらっている。
    こうして平日のクライミングを共に出来る仲間が入るということはうれしいことだな。

    急な溝からベルジュエールを左に分け、そのまま白クマ目指して綺麗なクラックを登っていく。チト引張過ぎではないかな?
    結局 2〜3ピッチ分、白クマの直下まで 無理やり行かれた。

    見た目には美しく 快適そうなクラックも、実際に行ってみると泥が詰まっており草が生え およそ快適ではない。
    ジャミングをすれば、”グチャ!”っとなり ヌルヌル滑るのである。フリーでジャミング!ではなく、ほとんど掛け変えのA0になってしまう。この不快な泥や草が無くなってしまえば、かなり良質なクライミングが出来るのだろうけれど、残念だ。

    次のピッッチは白クマの頭までの短い凹角。
    やはり英作ちゃんと登った右岩稜の終了点になる。
    懸垂した正面の次のピッチ、将棋岩までのラインがこのルートの目玉か。

    左にはベルジュエールの大フレーク。ボルトだかハーケンだかは無くなっているようだが、変わりに上の方にスリングが見えている。
    ううむ。
    ピースクラック?というより、単に立てかけてあるだけの岩をチムニー登りで登り、細かいA0になる。
    フリーでも行けそうであり、そのときにはハング下の掃除を丹念にしたほうが良い。チト遠いが、上のホールドの掛かりは良かった。
    コケっぽく 僕は足が滑った。

    上のハングのトラバースもホールドの方向が悪い。むしろ こっちの方が悪い感じがした。


    将棋岩のトコに到着する。
    正面の広いクラックを登り、更に段々を右上。
    目の前のフェースには残置は何もなく 絶望的。一段上り右には顕著なクラックがありそうだが、すんなりとは行けない。テラス右端のフィンガーを使いながらフェースを行くが、もう少しだけ ホールドに手が届かない。エイリアンは効いているのか不安だなぁ。抜けたら まずグランドだなぁ。

    やっとこ見切りを付けて右のフェースに乗り移り、スメアリングでクラックを目指す。

    結構バクバクする。

    やっとこ辿り着いたクラックはワイドで、こりゃぁ〜泣けてくる。
    なんで こういう順番になっちゃったのだろう。

    フォローの英作ちゃんは”にこにこ”とやってくる。

    大テラスは大きいので、次のチムニーまでは ロープを持って移動。バックアンドフットでチムニーを登り、そこから左のクラックへ。

    こういうトコになると英作ちゃんは生き生きとして、ランニングもとらずに突っ込んでいく。

    ひぇ〜。。良く行ったなぁ。




    次のピッチは正面のダイクからスラブのフリー。
    一段上り、左に見える残置のボルトまで行けるかどうか?解らんが、きっとそうなんだろうと突っ込む以外に無い。ルートファインディングを間違っていたら?と思うと、嫌なトラバースだ。見た目には 敗退スリングは無い様子だから、きっと間違いではないだろうと言い聞かせる。
    キャメ1が途中の穴に決まる。

    ボルトまではもう一段スラブを登り、そこからはランナウト。
    すると 見覚えのある巨石の転がる場所に出る。記憶が正しければ 残るは1ピッチのはずである。良く解らんが、無茶苦茶やって数ピッチ分登ってしまったことになる。
    最後のピッチは ベルジュエールも一緒なのかな?

    このハンドから越えていく。


    終了15:00
    ちょいと ゆっくり登り過ぎたかな。天気も崩れてきそうにもないので山頂では長いことゆっくりする。
    下降路はこんなに悪かったかなぁ?と思いながら下りてきた。
                        
         
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