2003年05月05日
景鶴山-1/2
今日こそは早出をしよう!と言ってはみたものの、ここまで堕落した山行となれば留まるところを知らない。(^◇^)ハハハ
朝になっても目覚ましは鳴らず、誰も起きようとしない。目覚ましまで堕落してきた。昨日は過充分に昼寝をしているのだから誰か起きそうなものであるが、これが微動だにしない。全く緊張感はない。やる気もない。
やがて辺りは白みだし、すっかり明るくなってきた。
おかしいな?
起きだしたころにはすっかり明るくなり、これが冬山であればイコール敗退となる。しかし今は5月。しかも尾瀬。(";;; おまけにお気楽ぐうたら山行続行中なのである。
急げ!急げ!と騒いでいるのは ビールが飲みたい準ちゃんだけで、これがまたやかましい。諄い。
どうせ今日も だらだらやっていてもなんとかなってしまうのだから、そんなにガタガタ騒がなくたって!!! だいたい 目覚まし掛けそこなったのは準ちゃんだろ! (^◇^)ハハハ
全く酔っ払いは使えない。
だらだらとベースを片付け やっとこ出発したころには、周囲には他にテントは見当たらない。ぼっちらぼっちらと 最後の目的地、景鶴山に向かう。
最初のピーク大白沢山は左手に大白沢池を樹間に見ながら左側を巻き、次の小ピーク カッパ山は少し登って右側を巻く。あっという間に目的の景鶴は近づいてきた。相変わらず安易だ。
やたらと広々とした尾根は、ガスってしまうと訳がわからなくなり非常に危険そうであるのだが、今日は快晴。適当に行っても 辺りを見渡せばすぐに修正できてしまう。安易だ。
7:59 最後の登りを前にして休憩。
ここまでくると山頂部の岩が良く見えてくる。
だらだらとしたぐうたら山行の中では異色である。
”あれ?”
オコジョが出没。どうやらこの辺りはオコジョがいっぱいいる。(")/
あっちこっちの木の根元にはオコジョの巣があるようである。ほっそり小さいオコジョがちょこちょこ走り、隠れてはチイチイと鳴いている。
かわいい。
しばしオコジョ観察の時間を楽しむ。
8:30 山頂部へと続く少し傾斜の増した斜面を登ると、山頂部の岩場部分の取り付きへ到着。ここに荷物はデポして ピークを登ってこようということになる。
急な凹状部から雪壁をのぼり、いくつかある岩塔を全部登り、つぎつぎと踏んでいく。全く面倒臭い山である。
山頂部は結構しっかりしたガラ岩になっている。
何故か?ここだけトレースがしっかりしているから、登っている人も多いのだろうな。
山頂部から尾瀬ケ原方向の斜面は 急な岩になって一気にケイヅル沢に落ちている。なかなか 小さいながらいい感じではある。
ケイヅル沢にはいくつもの大きな雪崩れの痕跡がある。こんな沢は下れるものではない。左右どちらかの尾根からトラバースするように下っていくしかないだろう。スキーの人達は、尾瀬に向かって左側の尾根から回り込んで下っているようだ。僕らは荷物を右側の尾根の方にデポしてきてしまったから、まぁそっちの尾根を下って回り込むしかないだろうなぁ。。。。なぁんて考えるまでもなく、そうなる。だいたい この枝の中、ザックを取りに帰って、反対側まで運ぶのは面倒臭い。まぁ見た感じ そんなに大した難しい箇所もないだろうから問題はない。
その向こうには 大きく広がる尾瀬ケ原。
8:53 いくつものピークを越えた。
たぶんこの隣のピークが一番高いような気がするのだが、カンバンのある少し広いピークで記念撮影。ちなみに全ピークは 丹念に踏んできた。きっとどれかが?真の山頂だろう。煙草を忘れてきた。折角持ってきた”コイノボリ”も持ってくるのを忘れてしまった。もったいない。今日はこどもの日なのにぃ。。。。こどもねぇ。。そういう年でもないな。(^◇^)ハハハ
9:10 やることもないので あっという間に取り付きまで下り、日影を探して移動。
これから下ってしまうので、ゆっくり時間を過ごすことにする。やっぱり今日もヘリコプターがやってきた。なんだろう?どうやら 小屋の改築ではなさそうで、荷上げでもない様子。なんか近くでホバーリングしたりウロウロしている。自然保護員かなんかで 実は景鶴の登山規制の見張でもやっていたらやだなぁ〜っと思う。
”コラコラ君たち! そこは下ってはいけません!”とか言われても、これから至仏に回るのはぞっとしないなぁ。
ああ、見付かりませんように、、、、(";;;
9:53 しばらく広い尾根を下っていき、途中から支尾根を左にトレース。腐りかけた雪に気を配りながら快適に下っていく。
支尾根にはいくつかのトレースの跡らしきも見当たるので、利用しているパーティーもいるようだ。
最後の斜面は川のほとりに出る。
部分的に水を見せる川は、尾根を下っていると妙な角度に見えるので不思議だ。白い斜面と河原は容易に区別できないから、一瞬どういう地形になっているのかな?と考えてしまう。冷静に木の影の具合を良く見れば どうやらそれが河原であると判断できる。
近くに人の声が聞こえるような気がするが、気のせいかな?
広いケイヅル沢を横切り、ヨッピ橋に向かう。
途中に時期外れのミズバショウが見られる。気の早い株もあったモンだね。おかげさまでこれで至仏山の花の百名山も 達成したことにケチはつかない。
10:41 ヨッピ橋到着。なんじゃ?この水流は???
尾根を下った後、川を徒渉するか?遠回りだがヨッピ橋を渡るか?っと思っていたが、、こんな川は徒渉したくはない。
深いし流れも急だ。はっきり言って凄い。尾瀬は今回が初めてだから全く知らなかった。もっと可愛らしいちょろちょろとした流れナンだろうとイメージしていたから、そのまま渡沢しようとしたら全身ズブ濡れになったに違いない。
橋が無かったら 完全にアウト。水死しそうである。(^◇^)ハハハ
後は 山の鼻を目指して、ひたすら歩く。尾瀬ケ原はどうにもならないくらい広い。
おまけに日影も無し。木道はほとんど埋まっている。
ヘリは相変わらず落ち着き無く行ったり来たり飛んできている。。見れば見慣れた?ヘリではないかな? そう、あれは群馬の防災だ。ということは なんかの訓練?いや、遭難??
経験上、救助が完了してしまえばヘリが再び来るということはありえないから まだ見付かってないということなのだろうか? ずっと稜線にいたので 当然新聞もないので、訳がわからん。
雪に隠れた木道を探すように辿る。目印になるものが何も見当たらない雪原だから、どうしたらいいのか まったく嫌になる。部分的に出ている木道を外すと 深い水に阻まれることになるから、辺りを良く観察しないと酷いことになる。
山の鼻までには いくつかの橋がある。これも見逃すと酷いことになりそうだ。また、木道が壊れていたり、木道と木道の間を踏み抜いたりするから 厄介だ。あまり気分が良くはない。
人を見かけないが? 昨日までは混雑していたのだろうか?
しかし 物凄い広さだ。やっとこ景色が変わり始めると 山の鼻に到着。
鳩待峠への登り返しを残して、お気楽ぐうたら山行に上塗りをすべく 早くも生ビールを流し込むのであった。


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山岳ライター・柏澄子の毎日。 ヒマラヤ山岳地域やチベット文化圏の民族、暮らし、文化などをテーマに執筆。仕事部屋の様子、取材の話、クライミングや登山、旅の話などなど。古満目に更新されています。見習わなくては。。。
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