Q:打ち込みというのはやはり避けられないことでしょうか?
4月から4年生になるKと申します。(大学は音楽とは関係ありません)将来、レコーディングエンジニアになりたいと真剣に思っています。趣味ですが、オーディオ、ピアノをやっています。現在、アルバイトなり見習いなりで入らせていただける所を探しているところです。
質問なのですが、アドバイスいただけますか?
私は、生のアコースティックな音やボーカルをできるだけ良い音でレコーディングしたい、という強い思いがあります。しかしこれからの業界において、生の音では無い、打ち込みというのはやはり避けられないことでしょうか?
A:
そうだね。打込は”市民権を得た”時代は終わっている。既に”五線紙はなくとも打込はある”というのが現実だね。つまり打込は常識になっている。だからといって 生の音を録音しないかといえば そんなこともなく、ヴォーカルやらギターやら、、、といった楽器の録音は行なわれているよ。
ただ スタイルとして”セッション”をするというスタイルには 確かに変化がある。
昔は(くそ!おっさんくさいなぁ)作曲家なり編曲家が作ってきた譜面を見ながら みんなが集まり、いきなりセッションをしたもんだ。デモといってもピアノの伴奏に〜♪ルルル、、、とかだったり、まぁスケッチみたいなものだったと考えてもらおうかな。。。 今はというと、セッションの前に打込でデモが作られているのが多い。この方がミュージシャンやエンジニア、、ディレクターも理解しやすいし、、大体レコード会社の企画会議を通りやすい。。。というより、デモがないと通らないというふうになっているんだろうな。
だから、このデモは 結構なクオリティーのものが作られていて、もうこのままでも充分に聞くに耐える段階まで作り込まれている。ちゃんとしたデモがあるんなら、、これをベーシックに考えちゃうのが人間というもんで、セッションは、、たとえば デモへのダビングになったりもできる、、、、まず 打込をやってから 楽器をダビングしていく。その方が みんなで一度に集まらなくていいから 時間的に楽なんだね。みんなで集まると、自分だけミスったりすると カッコ悪いし、、(";;;
その代わり、トラックはデモと比べられたりする。打込と比べてしまえば、リズムの悪いトコや ピッチの変な箇所がすぐ見付かってしまうから、ここが気になって仕方がない。というより、一連のプロセスで 圧倒的に打込のデモを聞く時間が長いので、それの印象が強くなってしまうんだと思うな。そのため、なんとなく打込に比べると物足りなかったり感じてしまうかも知れないね。プレイヤーは打込以上のプレイを求められると考えると判りやすいかな? そうすると、見方(考え方?)を変えると 打込が最低限のお手本のようになってきちゃう。そういう見方になると、、ピッチやらリズムやらの考え方も 妙に機械的に(打込的に)判断してしまうかも知れないね。ノリとか勢いとか、、、そういうのもあるから、本当は音楽的に判断されなくてはいけないんだけどね。。。
そこで HDRに取込んで、、手直しする。すると かっちりした楽曲が仕上がるという手はずになっている。
ここで登場するのが、今や市民権を得た”プロツールス”などだ。
こうして 良かれ?悪しかれ?制作の現場は変化し続けていくと思うよ。しかし楽器の録音というものは、決して”全く無くなってしまう”ということはないと思う。
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ゆっくり ゆっくり、やっていこうかと思います。
島の生活を感じていただければ幸いです。
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