2002年01月14日
       赤石沢奥壁 中央稜



    昨日の残業もあったので、今日は一層身体が重く、壁に入るには気乗りがしない。しかしまぁ、、、お互いにそう思っている訳だが、、、無理やりムチを打ち、出かけていくのであった。昨日とは違いトレースがあるので、八丈までは順調に辿り着くことが出来た。
    6:35 今日も天気はよい。

    奥壁は果てしないラッセル合戦になるだろう。
    大変だなぁ。。。ああ、あ、 気乗りがしない。


    岩小屋からは 昨日ミウラーらがつけたトレースがバッチリ残っている。ありがたい。。。


    中央稜の取り付きは 右ルンゼを越えた辺り。
    7:43 登攀開始。

    小さな凹角から入り込んでいく。
    それほど厳しいモノではないが、思ったより着雪が無く良くはない。
    2ピッチ目は 雪壁という話しであったが、、、???
    m(_ _)m


    どこに行くんじゃ?


    どうやら 目の前のスラブに雪が付いていなくてはいけない様だが、綺麗に露出している。仕方がないのでここをフリーで越え、第二バンド近くまで目一杯ロープを延ばしていく。

    9:43 第二バンドからは 再び凹角というかガリーということになっているが、判然としない。出だしのA0というのは どうやら雪に埋まってしまって居るようだ。たぶんコレかな?という感じで 弱点を登っていけば合っているようだが、枯木があったりとあまり気分は良くない。どさくさまぎれのクライミングという感じが まぁ一般ルートという感じなのだろうかな???
    ブッシュをつかみながら やや右ルンゼ側を回り込むように左の壁を巻いていく。途中 岩が脆くなっていたり、猛烈なラッセルをしたりと、実にバラエティーに富んだどさくさ攻撃が盛りだくさん。

    右をぐっと回り込んでしまうと 顕著なチムニー状のルンゼに入り込む。この簡単なガリーを越えると 左手にしっかりとしたクラックがあり、これにルートを取る。

    このクラックは、オフフィストとかいう感じで、中途半端と言えば中途半端な巾で、いくつかピンがあるが離れたフェースに打ってあったり、、、クラックの中に打ってあったりして結構一貫性がない。これを抜けるとフェースになり、そこはピンが少ない。冬の登攀にはキツイ。

    この先で 猛烈なラッセルは始まる。(@@^)

    膝から腰、、、部分的には急な傾斜も手伝って頭をも越えてしまう。おまけに気が滅入るのは、あまりに稜線が遠いこと。(@@^)

    果てしなく続く深いラッセルは、終わりが来るのかな?と 絶望的に感じられた。 丹念にピッケルで雪を崩し、足で踏み固め、、また一歩、また一歩と進んでいく。目を上げると まだまだ果てしなく遠い稜線。再度黙々と同じ動作を繰返していく。


    やせたリッジを踏み抜かないようにラッセルしていくと 数時間で左ルンゼの時に見覚えのある風景が見えてきた。少し開けた雪壁帯を進み、この先 ラインを左に取らないようにしなくてはいけない。そうすれば稜線はすぐだ。目の前に見える三角の岩壁の右の端を目指す。

    ラインには 部分的に悪い岩稜がでてきたりブッシュをたよりにする。
    右へ右へとラインをとっていくと、岩壁基部に右に行けるようなバンド状がはしっている。これをたどるといきなり風が強くなり、縦走路はすぐそこにあるのである。

    やっと終わった。


    約6時間もかかった。ひどいラッセルだったな。
    すでに真っ暗。

    今日も一日、、、長かったなぁ。。。

                        
         
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