【RED BOOK】
【RED BOOK】
どういう事なのでしょうか?
実はRED BOOKには、PQ ENCORDED MASTERに対して、その使用機種まで限定してあるのです。
一つはUマチックテープ。いわゆる3/4(しぶさん)といわれている弁当箱のような箱に入っているヤツです。テープとしては同じ3/4(しぶさん)のプロ用ビデオテープと酷似していますが 一応ディジタルオーディオ専用に改良されてQUANTEZY(旧AMPEX)とSONYから売られています。CD発売が始まった頃から使われてきました。既に20年以上の実績がありますので 安心して使えるメディアです。メジャーのリリースでは ほとんどの場合これを使用しています。ただ 普通のオーディオ装置では再生することは出来ませんから、PCM専用のSONY PCM-1630なりSONY PCM-1610なりのエンコーダー/デコーダーが必要でトランスポートとしてもディジタルオーディオ専用のものが必要です。Uマチックテープを使うには必然的に このマシンを使うしかありません。システムとしてもかなりマニアックなものとなりますが、信頼度は高く、マスタリングスタジオでは これを備えているのが普通です。
もうひとつのメディアはCDRです。
Uマチック比べると格段とメディアの値段も安くなってきましたので、使いやすいメディアです。普通のオーディオ装置でも 一部(DVDコンパチなど)を除いて 再生することが出来ます。この辺りは なんか使い安そうですね。
最近ではCDRライターも多く発売されていますし、値段も安くなってきました。おそらく 皆さんもお持ちの方がほとんどだと思います。なんか 簡単に考えると、自分のパソコンでも作れそうな気がしてきますね。
ところがRED BOOKに記載されているCDRライターとしてのマシンはSONY CDR-900Eとなっています。プレス工場で読み取るマシンも規定されていて、この双方が成立したときに始めてPMCDとして規格にマッチしたことになります。これはどうしたことかというと、元々音楽用CDとデータ用CDというのは違う規格で規定されている違うものなのです。ですから 残念ながら市場に安価で出回っているCDRライターは、データ用のCDRライターになってしまい、これでは RED BOOK規格に適応したPMCDは焼くことが出来ません。
最近ではプレクスターという会社がプレクスマスターというCDRライターをプロ用にリリースしてきました(サンレコにレビューが載ってましたね。何号かは忘れました。スイマセン!)が、使用環境に制限が多いのでまだまだ普及して来ませんね。確か、SMEのマスタリングは これを使っています。
この他にSONY PCM-9000シリーズという幻のメディアがありました。記憶によると 次世代のマスターメディアとして鳴り物入りで登場してきましたが、エディターがなかなか出来なかったこともあり 全く普及しなかったと思います。一部 PQ ENCORDED MASTERのメディアとして採用しているという話しを 小耳に挟んだことがありますが、ほとんどのプレス工場で対応してくれないので 事実上使えないメディアになってしまいました。
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