CDRメディアによって音は違うのか?
CDRメディアによって音は違うのか?
良く耳にするようになった。
一般のオーディオ雑誌などでも取り扱われるくらいだから、CDRは かなり普及している。こういった記事を読むと人間の聴覚というか、好みというかは、実にさまざまだな!と感心する次第である。
著作権コードがうんぬんという問題は起こってきているが、一向に守られるような様子はない。モラルの低さは飽きれるものではあるが、こうしたブートのおかげでメディア自体が活性化してきたりもするので なんともいえないな。
CDRメディアによって音は違う。
実際にかなり違う。
何が原因かといえば、まずはエラーの数。世の中にはCDに傷を付けると音がよくなるという大馬鹿モンもいるようであるが、こういった馬鹿モンがオーディオ雑誌なりフォーラムなどで当たり前のように出没しているが 気にしないほうが良い。
彼らは間違っているからだ。
CDに限らず全てのディジタルメディアは、起こりうるエラーに関してはエラー補正の回路が付いている。CDに傷を付けるということは、当然エラーが起こるわけで、補正回路の音を聞いているにほかならないのである。確かに補正回路のサウンドが気に入っていれば 音がよくなるわけではあるが、これでは 全くお話にならない。
こういう人種がオーディオ雑誌などに書いている記事にはロクなことがなく、読んでいるとおかしくなりそうだ。5万円のプレーヤーと100万のプレーヤー。記事を読めば解るように たいした違いはないようである。実際にはこんなはずがない。ちょっと考えれば解ることではあるのだが、こういう人々は 決して悪くは書かないのである。いや、書けないというのが事実だ。雑誌と言えども広告収入で成立しているものがほとんどで、その広告主にもなりうるメーカーのものを 悪くは書けないのである。僕の知っている中だけでも、素直に製品レビューをしたばかりに 二度とそういうたぐいの仕事が来ない人が数名いる。現在もライターとして活躍している人でも、記事について直接聞いてみると”ああ、そんなに良くないよ。だって、悪いことは書けないでしょ”という。全く信頼度は無いようである。
欧米のメディアはこのあたりはかなり凄い。悪いところは悪いと書いてしまう。メディアサイドとしても本気でポリシーがあるし、読み手もあくまでも一意見としてとしかとらえていない。日本のメディアもこうなっていって欲しいものである。
かなり脱線をした。
で CDRメディアに関しても いくつかの比較記事を目にしたが、耳がおかしいか?こいつらメーカーから金もらってんじゃないの?というものが多い。メーカーとしては 悪く書かれてしまうと売れ行きに大きく左右する訳だから、そういうことも充分ありうるわけだ。
たいした値段ではないので、気になる方はいろいろ焼いてみるとよい。
確かにかなりの手間だが、よっぽど信頼が置けると思う。
ここではとりあえず、一般的なCDRメディアの見方を簡単に書こうと思う。
CDRは、盤面に塗られた塗料をレーザーでトレースすると記録されるようになっている。故に、盤面の記録面を良く見てみると 青、または緑の塗料が むらなく塗られているものが エラーは少なくなり良いコンディションとなる。
作業はデリケートなので ここを見るとCDRの製作クオリティーはすぐ解る。雑な作り方をしている物は、塗りむらがあったり、CDRの外周部分の塗料の端が、なんとなくぼやけていたり、ゆがんでいて丸くないものがある。こういったものは 国産品では珍しいが、海外のものではこういうものも多く見られる。
CDRは その制作工程上、一枚一枚作っていくが、この一枚を作る時間を短くすれば 生産コストは下がるので製品は安くすることが出来るが、逆に塗りむらやゆがみに対してはラフになっていく。かといって CDRの規格から外れているわけではないので、充分CDRとして使えるのである。この辺りで音は変わっていく。
ゆっくりと生産していくだけでかなりの精度が得られ、音がよくなっている製品もあるのである。
塗料自体のサウンド傾向というのもある。
青のものと緑のものが多く目にするが、どちらにせよ、濃いものの方が良い。塗料自体の厚さが厚いからだ。コストダウンのため、この塗装膜はどんどんと薄くなる傾向にある。これは一概に薄いと悪いとも言いきれない。というのは、生産ラインの改善で精度が安定してきた結果として 薄く出来るようになったということも言える。
実際のところデーターを書き込むには 必要な厚さは保っているのである。増して最近では、高速での書込が増えてきているので、レーザー光線が弱くても書き込めるようなCDRが 普通である。音楽の場合には、等速で書き込むことが多いので、実際には 過剰レーザーの状態になってしまう可能性もある。はみ出してしまったレーザー光は、他のポイントに悪影響を及ぼしたりもする。
塗装面程わかりやすくはないのだが、シルバーの部分、この反射面のなめらかさもエラーに大きく影響している。ただ、この蒸着が上手く行かないような生産ラインなら、塗装ラインのほうも上手く行かない。目安として 塗装面を見ることが有効である。
昔のCDRには 反射面として金の薄膜が使われていたが今はコストが高いために無くなってしまった。残念である。
プリンタブルで無い場合、プリントパターンも多少は影響する。
大抵の場合 プリントは部分的な片寄りが無いようにデザインされているのに気が付くだろうか? 確かにデザイン的には ナンの面白みもないものである。しかし、ここにプリントすることにより、部分的に重さが変わってしまう。そう、インクの重さだけで 回転ムラの原因になる。下らないことだが事実である。これは結構簡単にやってみることが出来るから 確認してみるとよい。
実は簡単に、、、、盤面にセロハンテープを貼るだけで、エラーはぐっと増えてしまう。
普通のCDでいい。これを普通に再生してみて欲しい。良く聞いてみて!
次ぎに このCDのプリント面にセロハンテープを張り付ける。一番外側に1センチか2センチくらい。こうしてから 同じ状態で聞き比べてみよう。ほら 解るでしょ?
音にこだわるのなら、盤面のプリントは あんまり派手なデザインの物は避けたほうが良い。
さてさて どうしてCDRの音が違うのかということの要因は解っていただけたと思う。ただし、一般的に使う場合には、ライター(CDRドライブ)との総合的なものが 評価されてしまう。確かにディスク自体は非常に優秀なものであっても ライターのキャラクターが強ければ その傾向を強く受けてしまう。また、どういうものが音がよいと感じるのか?によってかなり違う。市販されているオーディオ用のCDRレコーダーと言われているものは 概して音が甘いので、メディア自体はサウンド傾向としてキツイ感じのものがトータルとしては良い音に感じるはずである。
また、エラーが多いほうがザラついて聞こえるので、ロックなどでは 逆にカッコ良く感じるかも知れない。いわゆるディジタルくさい音というより ディジタルエラーの音である。これが本来良くないことではあるのだが、良い音と判断する人種もいるのである。
左のデーターは、オーディオ用のCDRに焼込んだものをCDのエラーチェッカーでエラーをカウントしたものである。右側のグラフでは、大きくエラーが出てしまっていて いわゆるバーストしている。この状態では本来、ディジタルデータの読み取りは出来ないはずであるのだが、CDプレーヤーでは 普通に再生されてしまうものも多い。本来は”無い”はずのデーターが何故か再生されるということは どんなにCDプレーヤーの補正回路が凄いかを思い知らされるのである。意識して良く聞けば解る場合もあるが、大抵の場合には補正に気が付かないのである。
夏になると 今では珍しくなったが、暴走族なんて言うものが出没したりする。そうだ、今でも年末あたりに出没したりするんだね。普通の人は まぁ迷惑に感じるわけだが、本人達には結構カッコ良かったりするようでちょっと理解ができない。サウンドの好みは これに非常に良く似ている。
本人以外は理解が出来ないものなのである。
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