竹芝桟橋
2000年12月05日 竹芝桟橋
”小笠原諸島の母島”に行こうとしている。名前くらいは聞いたことがある。伊豆諸島のもっと先、日本の南の方であるらしい。。。そんな感じかな。。実は小笠原といえば交通が不便なこともあり、世界中で一番遠い場所ともいわれている。気にはなっていたから一度は行ってみたい場所であった。しかし行くにはやたらと時間がかかる。また、日本国内なのに交通費がかさむ。小笠原に行くのなら、よっぽどハワイやグアムに行ったほうが割安になったりするのである。これは 沖縄も同じかな。結局、時間が合わなかったり、費用が割り高だったりの理由で、なかなか足が向かない場所である。
小笠原諸島は、父島、母島などの小さな島の集まりだ。一応、行政区分的には東京都になる。東京からは1100キロ。南に向かい、太平洋のまんなかにある。小笠原村は、この島々の村である。村は 日本最東端にあたる。交通手段は船による。”おがさわら丸”が ただ一隻、父島と東京を往復しているのが唯一の旅客手段である。飛行場はないからおがさわら丸にたよるしかない。他に共勝丸という貨物船が往復している。
母島は 父島よりさらに船を乗り換えていく。
いい期会なので、一度行ってみようと 好奇心が膨らんできた。 ふっと舞い込んだ”小笠原諸島の母島”でのボッカの仕事に向かうことになった。なんでも島の最高峰 乳房山の登山道の整備のための材料を上げるらしい。
ふっと舞い込んだ”小笠原諸島の母島”でのボッカの仕事に向かうことになった。なんでも島の最高峰 乳房山の登山道の整備のための材料を上げるらしい。
最高峰とは言っても地図で調べてみれば たかだか標高は470メートルくらいの低山で、ボッカをするとは言ってもまぁ大したことはないとタカをくくっている。。丹沢や北アルプスの小屋でのボッカに比べたら、距離や高度差は 知れたもので大したことはないだろうし、材料だってガラス窓とか、取扱が妙に面倒臭い物ではないから気楽にやれば良さそうである。荷上げに向かうのである。であるから、あまり遊んでばかりは入られないのであるが、やっぱり未知の土地を訪れるのは楽しみ、、、ギャラは良く知らない。交通費は出るらしい。現地の宿泊先は”ある”らしい。タコ部屋なのかな? まぁそれより 場所が場所だけになかなか行く行けないということもあり、面白そうなので 半分以上 ”楽しみ!!(")/”という事で、やってみようと思ったのである。全ての事の始まりは そんな状態だった。
こうして、僕の小笠原との接点が始まったのである。
なにやら 出発直前になって仕事が立て込み バタバタとしてしまい、落ち着かないままの出発となってしまった。夜中までかかった仕事もやっとケリがつくと、埼玉の家まで帰る元気はない。こういうこともあろうかと荷物一式は予め用意してあったので 都内の知り合いの部屋に無理やり転がり込んだのだった。
翌朝になり、いざ出発になる。さぁて 竹芝桟橋に行くかな?と思った次の瞬間、 う? いったいこれはどこにあるのだろうか? そういった駅は見たことが無い。名前は聞いたことが有ったが、行ったことはない。”竹芝発10時半”と覚えていただけで、そういえば場所は全く知らないのである。晴海の方なのか? 海の近くであることは間違いが無いだろうが、全く解らない。電車で行けるのかな?まいったな。どうやって行ったらいいものなのか解らない。
そうそう、、
竹芝桟橋って、どこにあるのか知らなかったのよ!、、、当日まで。。。
(^◇^)ハハハ
酷く焦った。なんとか調べ出したら 浜松町であった。浜松町の駅から歩いていけるらしい。大慌てで調べていたから ひょっとしたら間違っているかも知れない。良く解らんが信じるしかないので行くしかない。なんだかんだと時間を食ってしまったから 急がないと間に合わなくなってしまう。冷静に考えればタクシーに乗り込んで”竹芝桟橋”っと言ってしまえば簡単だった。しかし慌てていると そういう安直な思考回路は現れてこなかったのだ。巨大な荷物を抱えて、大急ぎで竹芝桟橋を目指すのである。
朝、10時半の出港だからチトきつい。(j_j)シクシク
竹芝桟橋の広場(写真は竹芝桟橋の広場)チケットも買ってないし、乗船手続やらで多少時間を食うだろうから、早めに到着したいところだが、、、、、予備知識が明らかに不足している。初めてだから要領よく乗り込むことが出来ないかも知れないから、その分時間がかかってしまうだろうし、、、焦る。着かない。焦る。。。。もっと 予め調べておくべきだった。昨日のバタバタは今日も続いてしまう。眠気は吹っ飛び、ただひたすら走る。寒い朝なのに大汗が吹き出る。早く船に乗ろう。そうすれば嫌でも落ち着かざる得ないだろう。
到着してみると予想以上に、、、結構たくさんの人がいる。小笠原は行きにくい場所、秘境という固定概念から、もっともっとレアーなものを考えていた。そんなレアーな場所へ行くのだから、そんなに大勢の人はいないだろうというふうに勝手に決め付けていたのだった。 だから桟橋にあふれる人の多さ、これには意外な感じがしたのであった。
大島、八丈島へと運行している船も同じ場所から出ているようだ。こうした一連の伊豆諸島へとむかう船が次々と大勢の人を詰め込み 出港していく。残った人達はおがさわら丸に乗り込むはずである。とりあえずチケットカウンターで乗船券を購入すると 小さな用紙を渡され、今度は乗船手続きをする。渡された紙に住所、氏名などを記入しておかなくてはいけない。おそらくこれが、船に万が一の事態が起こったときに役に立つものだろう。紙は複写になっていて、乗船直前に片方を係員に渡し 下りるときにはもう一枚を渡すシステムになっている。乗船、下船でこの紙切れが合わないと、例えば途中の海に転落したとか、、、そういう様な事態が起こっているという事になるわけだ。
いよいよ乗船する。みんな何をしに行くのだろうか? ぞろぞろと大きな荷物を持つ列に混じり乗り込んでいく。都会のビルディングが林立するすぐ傍らに、なんとなく時代遅れというか、、、ローテクな感じの漂う”おがさわら丸”が停泊しており、僕にとって見慣れない光景は ちょっとアンバランスな印象がいなめない。何度も小笠原に通うようになり、後にこのアンバランスな光景が見慣れてくると、このアンバランスは少しほっとする感覚に変わっていくのであるが、この時にはアンバランスは触れたことが無い不思議なものだった。
”おがさわら丸”は 結構大きな船だが、そうだな、、、 北海道行きや瀬戸内海を走る”フェリー”などに比べると 断然小さい。 m(_ _)m
いよいよ出発の時が来た。出港の時には なにやらけたたましいドラの音がスピーカーから鳴って、 ううむ! なにやら嘘っぽい感じ、、、 ?
(")バキッ
ゆっくりとゆっくりと桟橋から離れ、長い航海が始まったのである。東京湾は狭苦しく見え、すぐ海の脇まで建物が 物凄い密度でひしめき合っている。 それでも ゆっくりと走り始めた船は なかなかイイものだったよ!
気分は少しだけわくわくし、あんまりはしゃぐとカッコ悪いなぁと思いながら、あっちこっちと見て回る。海の上から見るレインボーブリッジも、見慣れた方向とはちょっと角度が違うとなんだか 新鮮である。(";;;
しばらく走っていくと、羽田や川崎、、、、所狭しと並ぶ煙突やクレーンがミニチュアのように見える。
上空にはひっきりなしに通過する旅客機。大東京というのは こういうものなのか、っと改めて感じる。
横浜ベイブリッジが見える。辺りはかなり広くなり、行き交う船が多くなってきた。船はみんな 一定間隔を隔てて綺麗に並んでいる。釣り船とおぼしき小さな船が ゴマのように散らばっており、、、、と、、、おがさわら丸はずんずんと進んでいってしまう。
もう、当然!!!
そのころにはビールは3本目くらいかな? (^◇^)ハハハ
甲板で流し込むビールはなかなか美味い。朝からバタバタしていたから喉も渇いている。少し酔っ払えば寝てしまえばいいし、やらなくてはいけないことも とりあえずは無いのだから、、、
アクアラインを過ぎ左手に富津岬が見えてきて、第なんとか海砲とかいう島を通り過ぎる。人間がこしらえた巨大な物体の数々は”良くこんなモンを作ったもんだ”と思うだろう。この辺りまで来てしまえば、海の色も少しばかり澄んできており、海岸線も遠くなってくる。若干開放されたと思えるが、これがまだまだ序の口。これから先に待っているのは もっともっと信じられないくらいの開放なのである。
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●シンガーソングライター梅原司平公式サイト<PulanaNet>
1946年富山県生まれ。全国を旅しながら音楽活動を続け、オリジナルアルバムなどを多数制作。心に響く魂の歌を全国に届けているシンガーソングライター梅原司平(うめはらしへい)さんの公式サイトです。穏やかに、しかし力強く、、、心が清らかに温かくなる司平さんの音楽に是非触れてみてくださいませ。公式サイトでは、最新のコンサート情報やCDなどの出版物の情報をお届けしています。
また精力的な活動は音楽のみに留まらず、アジアチャイルドサポート「プラナ基金」では、梅原司平のファンの方々の寄付金やコンサートなどの収益金の一部を、NPO法人アジアチャイルドサポートを通じて、アジアの子どもたちに届けいています。これまで、モンゴルの子どもたちにギターを、ミャンマーに井戸<プラナの泉>を届けてきいます。
このたび28年ぶりのメジャー再デビュー!ニューアルバム『愛あればこそ』キングレコードより発売中。代表曲「折り鶴/人として/ここへおいで」、新曲「愛あればこそ/夢儚い」を含む全14曲入り。品番:KICS-1364/発売:キングレコード/定価:3000円(税込)
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