2000年3月19日
錫杖岳烏帽子岩前衛フェース 北沢フェース-2/2
翌朝は、5時出発の予定が、、、まぁ 予想したことではあるが、、5時起床。(^◇^)ハハハ
見事に寝坊した。。。あんなに早く寝たのに、、全く呆れるほど良く寝ていた。(";;;
6時半取り付き。天気は曇っている。ぼぉんやりと 太陽の形が見えるが、陽射しはほとんどない。おかげで昨日の流水は落ち着いており、なんとか濡れないで済みそうだ。かわりに 不安定なベルクラが 一面を被っている。ミウラーからスタート。例のルンゼの中の氷はしっかりしておらず悪い。アックスを打ち込むと、パラパラと落ちてしまう。左上気味にルンゼを登り、左の雪のルンゼ状をさらに進む。約40メートルで 木に到着してピッチを切る。
2ピッチ目は 左の木の生えているルンゼに行くのかと思っていたら、どうやら 切れていて悪すぎ。(@@^) 白壁を目指す急なルンゼを登っていく。やはり雪は安定しておらず悪い。およそII級とは思えない。ちょっと登ると右にビレイポイントがある。15メートル。
3ピッチ目は 更に白壁に向かうルンゼを少し行き、左のフェースに走るバンドをトラバースしてV字状の急な雪のルンゼに入り込む。ここも 雪が不安定で悪い。これもII級??? 40メートル。
程なく北沢フェースの真下に辿り着いた。どうやらここがピナクルバンドらしい。。ピナクルはどれだろう???
ここまで2時間半。
予想以上に時間を食ってしまった。まずいなぁ〜。
昨日は あんなに激しく雪崩れていた1ルンゼは、今日はおとなしい。結局この日は、軽く1回だけ 雪崩れがあっただけだった。こりゃぁ〜、、、好条件を逃したかな? 仕方がない。今回はギアも岩装備、スクリューすら持ってきていない。(j_j)シクシク
4ピッチ目がいよいよ始まる。ここからが本番だ。まずヘンテコな体勢からいきなりハングを乗越し、あとは一直線のボルトラダー。誠に見事に続いているジャパネイド(Japanaid)である。(";;; 来る前に聞いていた、”ボルト間隔が遠い”というのとはおよそ違い、ボルト間隔は異常ともいえるほど近いが、どれもこれも痛め付けられているのか? ボロボロ、もしくは浅打ちで、どう考えても墜落には絶えられそうにない。(j_j)シクシク
こりゃぁ、抜けたら大変だぞ!と、それなりに慎重になる。ボルトも持ってきていないし、、、コパーも持ってきてない。(^◇^)ハハハ
フッキングで行けなかったら、、、敗退になってしまう。(@@^)
ハングを乗越してスグにあるビレイポイントは 素通りし、もう一つ上のビレイポイントまで引っ張る。それなりに高度感が出てきて気分が良い。そうそう、クイックドローが落ちていたので ちゃんと回収。これもまた うれしい。。。 25メートルA1
5ピッチ目は さらにボルトラダーが続く。左上から右上し、、、ルートはリスを追いかける。これだったら、残置をぬいちゃえば、ちゃんとしたエイドのルートになるかも知れない。岩はかなりしっかりとしている。途中にまたまたビレイポイントらしきがあるが、これもまた素通りする。上の扇ハングは どれなんだろう?? 全く良くわからん。。 およそハングとは言えないほど しょぼい。 さっきから 既に穂高の稜線は雲に隠れ 降雪しているようだ。粉雪がこの辺りでも舞い始めた。 急いだほうが良さそうだ。どうやらバンドに出るところがフリーが混じり悪いようだ。ミウラーが 苦労している。右に左にやっとこビレイポイントに辿り着いても、ビレイピンが見付からず。(@@^) 辺りをほじくりまくる。”うわぁ〜” 丁度真下にいる僕には もろに雪が降り掛かる。(j_j)シクシク
結局ピンは見付からず 次のピッチのボルトを拾い、なんとかなった。40メートルA1/IV
一応フリーのグレードは、ルート図に従うが、、、これがIVだったら、2ピッチ目3ピッチ目も IVだなぁ。。
既に13時を回っている。”まずいなぁ〜”
おまけにさっきから 雪が降り始めた。
6ピッチ目は、正面の窪んだハング状に 右上のフリーで辿り着いてから、このハングを右上していく。これまたジャパネイド。技術は入らない、、根性と運だけってヤツ。(^◇^)ハハハ
どこがA2なんだか 良くわからんが、A2らしい。最初と最後のフリーの部分が、ランニングの悪さも手伝って恐ろしい。(j_j)シクシク
枯れかかった木が生えているハング下でピッチを切る。25メートル A1/V
途中、バカブーを回収。降雪は本降りとなってきたが、丁度ハング下なので居心地が良い。
7ピッチ目は、ハングの切れ目を目指して狭苦しい天井に挟まれながら右上していく。ヘロヘロになった木のクサビは 初登時のものなのだろうか? もうボロボロで ナンの役にも立っていない。いっそのこと抜いちゃって、カムを使ったほうがイイ。サイズは キャメロット0.75から1番という感じ。これがあるとかなり楽が出来そうだ。
たぶん フェースに打ってあるリングボルトは最近のものだろう。ルート中たびたび新しいリングボルトが打ってあり、ボルトは しっかりと打ってあるから安心なのだが、どれもかしこもルートを台無しにしてしまっている。なんか、安易な場所選びなのかな? 楽なんだけど、、、(";;;
そこいら中にベルクラが張っており、足がツルツル。上手いことバランスを保って身体が出せない。やっと上をのぞき込むと、”なんだ?? このビレイポイント?” そう、本当にこのピッチは 短い。
10メートル A1/iV
8ピッチ目を登るころには 雪も本格的だ。16時を回っている。あっちこっちに行ってみるが、どこも判然としない。正面の壁は、傾斜もあるしどうみてもIIIには見えない。IIIってぇのは、まぁクライムダウンが出来るくらいだろ?m(_ _)m
”変だな?”
雪のバンドを辿ってみるが、 その先にはなにもない。。これが IIIかな?
上に行くのかなぁ??
そこいら中をほじくり返してピンを探してみるが、、ずぅーーっと上の方に一本あるだけのようだ。”これって、いわゆる間違いルートっぽいな”
上に行っちゃって、間違ってたら、、僕らボルト持ってないから、向こう側に回らないと下りられなくなっちゃうわけね。(@@^)
じたばたしていたが、時間も時間。。。今なら下りられるしな。。。っと、下降の準備にとりかかる。
下降は実に早かった。懸垂下降を4回で取り付きへ。
そそくさとギアを整理し、デポを回収。一目散に駐車場へ向かう。
18時半。槍見温泉駐車場に到着したころは 雨になっていた。栃尾で温泉に入り そそくさと暖まる。(")/
やっぱ、温泉はイイなぁ〜。
そのまま 波田町へ移動。
なんだかんだと合流したおばちゃん達一行と一所になり、焼き肉を食いまくり、へろへろになった。(";;;
そこからは 僕の記憶は消えてしまうのであった。(^◇^)ハハハ
翌朝起きてみると、どこだかわかんないが、道の駅で寝ていた。
小淵沢近くの国道20号にある”道の駅 信州 蔦木宿”だった。ここは 温泉も付いているようで、
10時から22時で 昼間500円、夜間400円。
食堂もあるし、今度利用してみようと思う。
そうそう、ココの川の対岸の砕石場に、見事な氷柱がかかっている。
多分未登だろう。
そのあと 一行は、国道20号をひたはしり、大月の笹一で座礁。
(^◇^)ハハハ
何故か?ちょんまげをつけている”志村ケン”さんが、”また飲むの?”と言うくらい利き酒を堪能。(^◇^)ハハハ
どうやら 志村ケンさんは、ここでは結構エライ!!人のようである。
ココの蕎麦は結構イケるよ。 美味かった。
ミウラーはというと、”ま〜た 寝てしまった!”と 起き始める、おじいちゃんから お酒のことを一生懸命聞いていたのであった。
こうして 僕らの三連休は 終わってしまった。
携行ギア
ロープ50メートル2、カラビナ20、スリング20、クイックドロー4、エイリアン(青、緑、黄、赤 青は使わない)、ナイフブレード他ハーケン6(たぶん要らない)、イボイノシシ2、ユマール、タイブロック、ツゥエルト
他に、ジュニア0.75とキャメ1があれば心強い。


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