1997年06月17日
ドーム横須賀ルート
冬には眺められなかったが、今回はとってもラッキーだなぁ。ドームの壁の中には 小降りのウスユキソウがたくさん咲いている。
とっても奇麗である。
意外と谷川岳のような低い山でも咲いてるんだなぁ。
昔は稜線上にもたくさん有ったのかもしれない。
ここに来ればこんなに簡単に 高山植物にお目にかかれるのに、、、
みんなに見せてあげたいが、、、アプローチがなぁ。??m(_ _)m
なかなか人の入ってこられない場所がゆえの自然なのでしょうなぁ。
さて、ドーム。
1ピッチ目 言わずと知れたA1.
スリングが切れそうで怖いが、思ったより傾斜はない。ハーケンのスタッキングも礼儀正しく挨拶をしてくれて なかなかこわい。一体彼等はいつから抱きあっているのだろう??
岩はメチャクチャしかっりしているし、ホールドもでかいので フリーでも行けそうだ。ペツルのボルトでも打ってしまえば、ゲレンデとさしてかわらないかも、、、、、、
高度感は言う事なしだし、、、
ただ、ここまでたどりつくのが大変なので、やる気になるかどうかだろうなぁ。
2ピッチめも高度感、露出感ともにすさまじいフリー。なんとも夢のようだが、意外とすぐに終わってしまう。
はかない夢なのかな??
そのまま左上のフリーからブッシュに突っ込み、ヘンテコなピッチを2ピッチ登り19時ドーム頭。
そろそろ日も落ちてきた。
暗くなる前に国境稜線までは抜けてしまいたい。
Aルンゼ上部は絶望的なブロック。4階建てのビルくらいあるブロックが重なり合っている。
すんげーーーーの。
この時期のAルンゼに下りるのは クレイジーだな。そんなこんなのうちにすぐに真っ暗やみに、、なってしまった。
危ないので 稜線までロープを引いていく。
ドームの頭から3ピッチでAルンゼルートとの交わるところ。
それからさらに4ピッチで 21時 国境稜線に出る。
21時30分下山開始。
ガスってきてしまい 寒くなる。山頂から西黒尾根に下る道が発見できない。ガスっているときのヘッドライトで、雪渓の踏み跡を探すなんて、、、、遠近感と傾斜がつかみづらい。やっと見つけた踏み跡をたどり 雪渓を下りていくと、どういうわけかすぐに天神尾根になってしまう。
このまま動き回っていても仕方がないので 小屋に泊まることにする。
22時30分 山頂避難小屋 ビバーク(?)。
水は天神尾根の雪渓の下から調達できた。
コンロもローソクもない。食べ物もたくさんは無いが、静かで快適な小屋。
ザックに足を突っ込みカッパを着込む。
チト寒いが まぁ、一晩だったら こんなモンで充分でしょう??
翌朝16日。4時起床。
天気は良さそうだ。ガスも晴れている。
4時30分 小屋発。昨日見つからなかった西黒尾根の道もあっさり見つかる。
こんなモンなんだな。(^◇^)ハハハ
今年は雪渓が小さすぎていつもの年のような雪渓歩きがほとんどない。ルートがちょっと違う場所から 夏道をたどっていた様だ。
6時 一ノ倉出合6時30分 指導センターで我々の帰りを待っていた二人の所に行く。
なんともはや、申し訳ない。(";;; ありがたや、、、
これを読む方々の中には、有事に備えて 待機するようにと連絡が行っていた方も有るかと思います。御心配、御迷惑をおかけしました。なんとか 五体満足で帰ってくることが出来ましたことを 報告したいと思います。安全の為とはいえ、全部で38ピッチもロープを引いてしまっては、時間がかかりすぎました。
今後ともトレーニングに励もうと思いますので、どうか御理解下さい。


●グループ山想
奇妙な雑誌「山 想」 会則も、規約も、年会費もありません。グループ参加者(つまり本誌の読者)にはいっさいの制限はなく国籍、年齢、性別を問いません。昔、山登りを続けたことがあり、現在は山とは縁がないけれど、若い時代の登山の想い出とその情熱を懐かしく思っている人たち。若い時代から引き続き、今でも登り続けている人たち。昔の山仲間と語り合い、お互いに近況を知らせ合いたいと願っている人たち。これからでも、山の良さ、素晴らしさに触れたいと思っている人たち。
とにかく山を愛する人達の集まり、グループ山想。山岳会の枠を越えて山を愛する人が自由に参加して、毎年7月に 谷川岳に集結しています。今年10周年を迎えます。


