1996年12月28日
       Aフランケ 白稜会ルート



    年末年始を利用して、甲斐駒に行ってきました。天気にも恵まれてなかなか良かったです。(")/
    天気が今は悪くなりましたが、まだ山の中にいる方はたいへんだろうなぁ。(";;;

    雷が鳴ってるよ!!今!!
    私の方は一足先に下山しましたので、良かったです。
    メンバー 長島、森江 (共に 登稜会)

    12月27日夜行、車にて竹宇のパーキングへ。
    12月28日 8:05、黒戸尾根登りの始まり。天気晴れ。風強い。一気に八丈まで行ってしまおうという 計画とは裏腹に 日ごろのトレーニング不足からなかなかペースが上がらない。もう めちゃバテ状態!!
    10:55、笹の平。14:30、五丈小屋着。
    ここで無理をしても仕方がないので 本日はここまでとして 冬季小屋として開放してある五丈の小屋の中で泊まることにする。 テントも濡れないし、なまけものですから、(";;;
    雪は 笹の平辺りからうっすら。アイゼンまではいらない。

    12月29日 8:45、小屋を出発。快晴風弱い。
    昨日の埋め合わせに、七丈までの階段を登り始める。
    9:45、七丈に到着。ここの冬季小屋がとっても奇麗でビックリ!! 11:20、八丈に到着。BASE設営。
    12:55、Aフランケ偵察に出かける。 途中までトレースが有ったが何故か途中からなくなる。(??)
    結局 誰も入っていないらしく、とりあえず、Aフランケの頭までトレースをつけ、さらに八丈沢の懸垂支点まで行っておく。Aフランケの頭までは ひざくらいまでのラッセル。八丈沢への懸垂支点までは ひどいところでは 腰くらい。着雪が悪く 雪崩れそうで ヤーな感じであった。
    Aフランケの頭から 奥壁・左ルンゼの偵察。
    15:00、BASE帰着。

    12月30日 3時起床、5時出発。快晴 風無し。
    昨日のトレースを下りていき、30分で懸垂支点へ。
    2ピッチの懸垂で八丈沢に下り立つ。斜面の雪は ブカブカで 怖い。八丈沢も、”今にでも雪崩れてやるぞ!!”と言わんばかり。ラッキー!!にも、丁度 大滝の上の夏道が右に入る地点に出た。夏道通りにラッセルしながらすすむ。雪は相変わらず悪いので スタカットで進む。大きな岩から 夏のフィックスが おおむね出ていた。
    7:14、Aフランケ基部到着。なんと壁には雪は無し。冬なのに、、、、、(j_j)シクシク
    まぁ、相変わらず でっかくって きれいな壁である。
    8:00、アイゼンを外し長島が取り付くが、うまく行かず。3本目が遠く、下がかぶっているので、足首がうまく曲らないビブラムでは極端に難しかった。悲しいが、、、、(j_j)シクシク
    ひそかにフラットソールを持ってきていた森江にバトンタッチ。

    やられちまったなぁ(j_j)シクシク
    恐竜カンテに見事にまで打ち込まれた ボルトラダーを進む。ルートはおおむねアブミの掛け替え。天気も良いし夏のようだ。何よりも恐竜カンテからの高度感がたまらない。
    登っているうちに”知性のかけらもないなぁ”と思うのは私だけだろうか??
    まっすぐ一直線!!まぁ、ロケーションは最高だけど、、、よっぽど恐竜カンテに 思い入れがあったのだろうか。それもわからないではないが、、
    11:55、4ピッチで 大テラス到着。ここで 休憩をとる。
    大テラスを13時までに抜けられなかったら 赤蜘蛛に逃げる予定だったのだが、どうやらその必要もなさそうだ。
    12:30、左のジェードルを目指し再び登り始める。右の垂直の壁には赤蜘蛛ルート、クロスライン、スーパークラックが相変わらず見事にそそり立っている。赤蜘蛛にはずいぶんボルトが増えているなぁ。
    赤蜘蛛ルートの分岐を過ぎさらに1ピッチ。

    これが悪い。
    人工、フリーのミックスでビブラムの私に地獄の様だ。(@@^)
    昔の人は偉かった!!と心から思うのであった。
    14:00、無理やりのテンショントラバースから懸垂下降で左下のテラスへ。この時点で Aフランケは日陰になった。急に寒くなる。この次のピッチから ルートの性格がガラっと変わり、極度に巧みなルートファインディングが必要になり、壁も脆くなる。おまけにランナーはほとんど残置無し。
    はっきり言ってめちゃくちゃ怖い。 気持ちの良くない核心であった。

    森江がエイリアンを使って巧みにルートファインディングしていく。おそらくこれがオリジナルルートであろうが、崩壊が余りにもひどいので通常はもう少し右側を登っているのかもしれない。とりあえず左に下り気味にトラバース。ボロボロ凹角を登る。
    その上でカンテをを左に巻く。左に出てきた壁でビレイ。
    5級???

    不確定要素が多すぎてよくわからん!長さは 35Mくらい。
    次は 凹角からこれまたボロボロのチムニー(5Mくらいの小さくて狭いヤツ。ザックがひっかかるんだなぁ、)を登り、出口にある”枯れ木”に ”じっとしていてネ!!”とお願いして左に出る。すると ちょっとしたハングにぶち当たるが、右の方を目指し行くと支点がある。
    ここまでで二人ともどろどろの”汚いヤツ”になる。(^◇^)ハハハ
    25M 4級??

    ここからは上に延びるルンゼ状を1ピッチ。
    そこからさらに左に50Mのトラバースで樹林の中の踏み跡をたどる。ザイルがたくさん残置してある所に出て(多分 他のルートの終了点であろう?間違えていると思う。)その上の凹角を1ピッチで終了。
    16:40、終了点。ここからひどいラッセルでAフランケの頭へ
    18:00、Aフランケの頭。
    18:45、BASE帰着。

    下部(大テラスまで)が恐竜カンテにこだわったボルトラダーなんだから、テラスからはOCCのボルトラダーが 素直なラインに見えるし、、 上部(大テラスから)の性格から考えると 赤蜘蛛の下部が自然に見えてきた。 Aフランケの初登ルートというので期待をしすぎたかもしれない。どっちにしても 冬のAフランケを1本 終了!!

    もし行かれる方がいましたら、雪の無い壁を想定して、 フラットソールなり運動靴を用意したほうが良いと思います。


    携行ギア、フレンズ1-3 2セット。エイリアン小さいほうから3。
    ナイフブレード2。バカブー1。クロモリ1。軟鋼2。
    使ったのは、エイリアン、フレンズ3のみ。ネイリングなし。
    赤蜘蛛に逃げるためにフレンズをたくさん持っていったが、結果的には要らなかった。あぁ、重かった!!
                        
         
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    ●ニッピン秋葉原登山本店

    僕も永年、メスナーテントを大事に愛用しています。今は無き?エントラントのメスナーテントは軽くて使いやすく、冬山の尾根筋での強風の中でも設営が比較的容易なのが魅力です。先にテントを固定出来るのが今でも魅力的だと思います。山の道具を作り続けて半世紀!登山とスキー・スノボの店ニッピンです。
                   
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