1996年正月合宿
八ケ岳 東面 地獄谷-2/2
1/2
4:15 起床 晴れ 風なし 何と毎日毎日良く晴れるのだろう。
6:05 しょうがないので出発 赤岳沢より通常ルートで天狗尾根へ向かう。
前回 杉山と登ったルートを たどる。赤岳沢を15分くらい進んだ がけ崩れの後の様な斜面の所を、ひざ上から腰位のラッセルになる。雪崩が起きそうで怖いが、前回は胸くらいのラッセルで雪崩を起こしながら登ったので、かなりましである。斜面上からは、右斜めに通じるブッシュ交じりのヘッコミにルートを取ると、尾根上までは簡単に出られる。
6:50 一本(尾根の上)
7:00 谷間とはうって変わって尾根上は雪が少ない。トレース有り、らくちんである。
7:50 一本とる。そろそろ景色も良くなってくる。
9:00 一本(前回のテント場) 相変わらずチョキした岩が良く見える。9:30登攀具を付け、いざ出発。高野、宝代は左ルートへ、残りは右ルートへ向かう。雪が少なく、岩肌が露出しているので意外と怖い。結局、少し手前からロープを使う。
10:40 最初の1ピッチ終了後、岩を右から回り込んだ所の台地で、一本とる。普通なら風が強くて 休憩所では無いのだが、今日は風もなくすこぶる条件が良い。地獄谷周辺の景色が良く見える。
11:00コンテを交えて、大天狗に向かう。
大天狗のトラバースは全く着氷しておらず、アイゼンでは悪い。ブラックダイアモンドの縦爪は、岩には良くない様だ。
大天狗を越えると、よっぽど馬鹿で無い限り死にそうにない斜面を行く。ロープは外した。小天狗の横は 私のお気に入りの場所で、なかなか天狗尾根が美しく立派だ。縦走路には、高野、宝代がうろうろしている。”モッコリー”と言っても反応がない。
いかんなぁ こんな事では、、、、、それに引き換え、藤原、田中は、”トピューーーー”っと返ってくる。ノリの良い奴等だ。
12:30 登山路に到着。高野、宝代は、赤岳本峰を往復してきて 散々待ち惚けだった様だ。
13:00キレットに向けて出発。縦走路の雪はほとんど無く、アイゼンがもったいない。途中でアイゼンは 外した。
14:20 ツルネPK 14:30
15:30 ベースへ到着してみると、テントが一つ増えている。なんでこんな広い所で、こんなにくっついて居なくてはいけないのだろう。小心者なのか。彼らはきっと後悔したに違いない。我々のテントの酒宴は、延々と続いた。今晩は 田中仕立ての ぺみかんでこしらえた、カレーであった。それにしても 皆良く食う。
1/3
7:00 起床 晴れ 風あり
シュラフ干し、藤原木登り。
高野氏が、一日早く下山していく。
10:00 出発 権現沢右俣正面ルンゼで氷遊びと決め込む。
-右俣に入って 5メートル位の一つ目の滝で、とりあえず遊ぶ。
その後、正面ルンゼのF1に移動。20メートルくらいの、割と立った氷である。
15:30 ベースへ
夜中に雪がパラついた。
夜は、非常用のジフィーズの炊き込み御飯。残った食い物と酒の整理が大変だった。
1/4
6:30 起床。ベース撤収し、下山の日である。長いこと過ごしたベースも、いよいよ終わる。
9:10 片付け終わり、出発。 曇り 風あり
待ちきれずに先に出ていった 柳氏にケツをたたかれる様に歩きだす。これから登って来るパーティーが意外と多い。
10:00 一本 10:15 ここまで来てコケ無いように、メリマシと歩く。
10:45 レストハウス赤い橋到着。公衆電話がある。地獄谷方面では、タクシー待ちの間に 何回と無くデカイ雪崩が起こっている。巻き込まれないで良かったと思う。
おきまりになった”やまふじ” で 飯を食う。
小淵沢まで ジャンボタクシーで向かう。
一路、東京に向けて 各駅停車の旅
20:00頃、帰宅。
今回は、アイスクライミングの予定が、ほとんどラッセル実習になってしまったが、
天候には毎日恵まれて 十分に行動できた。新人もよく頑張ったと思う。
食料が充実しすぎていたので、冬山独特のひもじい思いは一切無かったのも良かったのかもしれない。
とりあえず”節約”の二文字は全くなく、残り物は担いで下りなくてはいけないので 必至に消化していった。
こんな冬山は邪道だという気もするが、合宿という性格上、技術、体力、経験が全く違うメンバーが集まるため、
このくらい余裕の有る山行も良いのかもしれない。新しい合宿のスタイルとして定着するのも良いだろう。
今回OBの高野氏が参加してくれたが、とても強くて驚いた。
私も含めて良い刺激になった。また期会があれば是非参加して頂きたいと思う。


●ディーアンドエーミュージック


