1995年09月09日
谷川岳一ノ倉沢 3ルンゼ
メンバーは鈴木、長島
9:00一ノ倉出合出発。多少遅いが、いつものこと 3ルンゼには最低4パーティーは入っている事が 昨晩 計画書を出したときに解かってしまっていた 。あせっても無駄である。ヤツらにはどうしたって出足は勝てない。(";;;
9:30 テールリッジで一本立てる。10:00中央稜のテラス。兜を装着。
10:10、2ルンゼ取り付きのテラス。先行2パーティー確認。プラス単独行が一人。
11:00、単独の方にルートを譲ってもらい、先に取り付く。
1ピッチめは目の前の凹角を行く。IIIだが、最初にしてはキツく感じる。ピンは少ない。上にはビレイ点がしっかりある40m。そこから先は 関東の岩場のマンガ図とは違い、ルートが良くわからない。一旦、ルンゼに下ると違うビレイ点があった。そこから草が茂るきたない草付きを50m目一杯でビレイ。(III以上)
どうやらここがマンガ図の取り付きの様だ。
目印は 汚いルンゼの先にある 小さいチムニーになるだろうか。
なんてこっちゃ、ルート図が全く当てにならない。
ここからルート図に従い、右にルートを取り、岩を回り込んでルンゼ側に出る。わりとバランスを要求されるヘンテコな右トラバース(IV-V)から3ルンゼの流れを一股ぎで渡り、左岸の岩と草のミックスを登る(II)。
約30m位の所にビレイ点が有るが、マンガ図にはこのF1の落ち口まで行ける様に書いてあるのでそのままつっこむと、案の定、10m程ロープが足りない。仕方がないので 適当にピッチを切る。50mいっぱい。11:50F1終了
F2の下までは、スラブとは呼べないスラブ(はっきり言って、単なる沢登り。
岩登りではガレとも呼ぶ)を60m,ロープが足りないので適当にスタッカットになる。
12:05 F2の下に着く。先行がつっかえているので一度休憩。F2は左側から水流に添って登る(V)。
濡れていて気持悪いが、乾いている所は岩が悪くて登れない。40mでF2の上に到着12:40。ボルト2本だがヒン曲がっていて悪そう。
F3までは、おなじみの例のスラブがまた登場してくる。
30mで 13:00 F3の下に到着。
先行の先行がつっかえているので、またまた休憩。F3はとりあえず悪い。水が流れているし コケが生えていてスベる。ついでに私の嫌いなチムニーになっている。
チムニーがV字状になっているので、中に入り過ぎると身体がキツくなる。スタンスを外にとると コケで滑る。おまけにバランスもへんてこになる。
要するに良くない。
全然気持ち良くないヒドイ核心だ。ピンは多いが抜け口が怖い。
抜け口には手のホールドはしっかりしているが 場所が悪く(ちょっと右に寄っている)足が置けない。仕方が無いのでマントル気味に身体をこじあげる(V-VI??)。
ここから少し進むと、またか!!と言ってしまう チムニーが続く。これもヌルヌルしていて良くない(IV)。
途中から 一旦左に出てスグに右側に回り込み、そのまま適当にフェイス(III)を登ると
13:40ハーケン3枚の、とっても豪華なビレイ点に着く。
ここからは草付きの岩(II)をスタッカットで120m程、ここでザイルをほどき、左手の奥に続く窪みをつめ、草だらけの濡れた岩場(II)を200m程、最後に左側にグチャグチャになってトラバースすると中央奥壁との境界尾根に出て、
14:50マンガ図の終了点に着いた。
右側にモアイの様なヘンテコな岩がある。
ここでギアーをしまい込み 腹こしらえをすませてから
15:30 しっかりした踏跡らしきものをたどるが、これが悪い。
わざわざ"しっかりしたと書き添える事が、いよいよ持って おちょくっているとしか思えない。
確かに踏跡はあったが、笹に覆われていて 見えない。おまけに全体的に濡れている。私は死にそうになりながら、ルート図を書いたヤツに 馬鹿やろう!!!と呪いをかける。思い起こせば本日のルートのマンガ図は 嘘ばっかりである。スラブなんてどこにもないし、ピッチはムチャクチャ。
ちなみに本当の長さは下から、60m--30m--40m--30m--40m--120m--200mという感じであった。プラスしてこの前に2ピッチある。
とか何とかしているうちに、16:00国境稜線へ出る。
16:30谷川岳本峰の直下で一本。意外と一ノ倉岳のスグ近くに出てきた事になる。
16:45小雨がパラついてきた様だ、下山開始。
18:10マチガ沢出合。18:40一ノ倉出合に帰着。
感想:クラッシックルートは、なめたらあかん!!

うえるかむ らんらん わあるど。
●ShuklaのClimbing Page
シュクラこと横山さんの山のページ。 沢あり雪あり氷あり、岩にフリーとオールラウンド。
その実体は、、、酒 ← これを美味しく飲むために山をやっているのかも?
小柄な体格ながら、頑張ってます。


