1993年02月20日
荒川出合 アーリースプリング
メンバー 三村、長島
奈良田より、いつものようにゲートを開け、林道へと進む。
路面は埋没しているか、ガチガチに凍っているか、、、
のどちらかで、道からはみ出してしまうと 情けないので、慎重にすすむ。途中トンネルがいくつもあり、上からはもとより、下からツララがたくさんつきあげてくる。これをタイヤで踏んだら バースト間違いないので、うまい事避けて進む。小一時間で荒川出合につく。発電所があるので間違うことはないだろう。テン場に最適なのは 荒川を渡り、反対側の資材置場の様な場所。
ちょいと ななめだが、、、、横の溝には水が流れているので、調達するのに すこぶる都合が良い。
3ルンゼまでは テン場とは対岸になる”右岸”を 雪に埋もれた林道に沿ってつづらおりを登っていく。 しばらく行くと、左手から2ルンゼが 岩に絡み付きながら 大きなナメ状になっているだろう。意外と簡単そうに見えるが、長いルートだ。この2ルンゼは大きい雪崩れのでる場所なので、さっさと通り抜ける。噂では 荒川の対岸まで ブチ当たるらしい。見たことは無いよ!!
林道をもう少し先に行くと、路面が凍っている場所が出てくる。不安だったらアイゼンを付ける。ここを通り過ぎてすぐ、左手樹林帯の奥に なんだかとっても奇麗な大きな氷が見える。ブライダルベールである。
3ルンゼの各ルートへは ここからルンゼをつめる事になる。ラッセルは厳しければ 腰くらいだろう。トレースがあればラッキーだが、他人のトレースをあてにして 遅出をすると、下山が間に合わなくなるので気をつけなくてはいけない。
荒川出合、アーリースプリング全景。
1ピッチ目 長島リード。適当な傾斜で 登りやすい。とっても快適である。なるべく氷がしっかりしていて傾斜があるような場所を選んで登る。同時に登り始めた 右のナメ滝パーティーは
”氷が無い!!”
と絶叫を始める。
この二つの滝は、どちらかが結氷が良いと もう一方はまるで良くない。不思議な関係を保っている。1ピッチ目の終了間際。左の穴みたいなスタンスというかテラスでピッチを切る。泥のテラスで残置支点がある。テラスはボロボロで、身体中泥まみれになる。
上手くすれば 登攀終了後、ココを経由して 懸垂で下降が可能かも知れない。
2ピッチ目 フォローの私。
結構な高度感で、こうやってみると怖い。
高度感も増して来て、技術的にも核心となる。
ピッチは傾斜が変わる辺りで 短かめに切ったほうがよいだろう。
右のナメやブライダルベールが 見えなくなり、静かなクライミングが楽しめる。
この後 3ピッチめは既に傾斜も落ち、簡単な氷となる。
情けないスリップだけには気をつけて、大きな倒木がある辺りまで来たら、終了。
下降路は 左手の尾根に付けられた(??)廃道をたどる。マーキングがほとんど無いので、慎重に下る。まず終了点よりブライダルベールの方へ ブッシュをトラバース。ブライダルの上の凍ったルンゼを横切る。ここで落ちると絶対に止まりそうにないので、慎重に、、
そのまま直進し、ほとんど無いマーキングのかけらを探す。右手上の方に登っていってしまうと悪いので注意。どちらかというと 左、、左と という感じで進んだほうが 無難。ただし左手は 絶壁となっているので、注意は必要だ。(まぁ、間違って歩いて下りられる壁ではない)
マーキングを見つけられたら、左側に向きを変え、急な尾根を下る。途中数回、懸垂下降をしたほうが良いかも知れない。
ブライダルの左側の大きなつららが見えるようになると、ほとんど下降は終了。
3ルンゼを右岸側から巻くような形で 取付き点に戻ることが出来る。
尾根を忠実に下りて、林道まで出てしまうことも可能の様だ。
コースタイムは 登り 3時間、下り 3時間という感じです。

●ニッピン秋葉原登山本店
僕も永年、メスナーテントを大事に愛用しています。今は無き?エントラントのメスナーテントは軽くて使いやすく、冬山の尾根筋での強風の中でも設営が比較的容易なのが魅力です。先にテントを固定出来るのが今でも魅力的だと思います。山の道具を作り続けて半世紀!登山とスキー・スノボの店ニッピンです。


