新しい登山靴をかってしまったのだ。
つれづれに語ります。たまには役に立ちます。
(あくまでも 僕のギアの使い方に準じますので、一般的な使い方とは違う場合も御座います。御注意下さいませ)
やっぱり足に馴染みがイイのは 革製の登山靴。しかもオーダーともなれば、僕のような少し変わった形の足型にもピッタリとフィットして、それはそれは具合が良いのである。しかしながら、最近では職人もすくなくなり オーダーもなかなか出来ないのが現状。
この靴は山友社 たかはし(昔の山ノ内)にお願いして作った、オーダーシューズです。
冬はプラブーツ、普段はスニーカーやらで登っていますので、こうした いわゆる重登山靴を履く期会はなかなかないのです。 しかし、、、やっぱり一足くらい 良いものが欲しくてオーダーしました。
夏山の縦走、冬でも大丈夫だろうな。。。先鋭的な登攀には向かないでしょうけれど、長持ちさせて、、ゆっくりした山行を楽しみたいときに音もさせようかな。。。。
これから いくつもの思い出に参加してくれる事でしょう。
あたりまえのことですが、
革靴はプラスチックブーツとは違い、メンテナンスが必要です。
これが 毎週山に入っていると、ちょっと面倒臭い。
まず、下山した翌日には しっかり絞った雑巾で 泥などの汚れはしっかり落とします。そして 毛先を短く刈り込んだ”タワシ”でゴシゴシと 細かいほこりを、、丁寧に落とします。ほこりが残っていると、靴油ののり悪くなるばかりか、その汚れは落とすことが不可能になってしまい、長い目で見ると 靴の寿命を縮めてしまいます。
きれいになったら、靴油をぬりますが、これはいわゆる”保革油”というものを使います。グローブなどに使う 革を柔らかくしてしまうものは使いません。登山靴には ものすごい力が加わりますから、柔らかくなってしまうと、足首を保護できなくなり 意味がなくなってしまいますから、、
靴底との縫目から 2センチくらい上から塗り始めます。
縫い目には 油をつけてはいけません。油が付いてしまうと 縫い目が緩んでしまうでしょう。。縫い目の処理は 油が塗り終わってからゆっくりやりますから、、
塗り方は 保革油を指にとり、ゆっくり塗っていきます。よく擦り込み適当な温度になってくると、保革油が革に馴染んできます。馴染んだあとは ベタベタしないしっとりとした革の表面になるでしょう。大抵の場合は、油を塗り過ぎているでしょ? 塗り過ぎてしまうと、革の表面に油が膜を作ってしまい、革本来の性能を生かしきれませんから 御注意下さい。
油をちゃんと塗り終わったら、形を整え そのまま靴を日の当たらない場所に 一晩放っておきます。
靴底の縫い目には、シームグリップなどの 縫い目補強材を使っています。これを”つまようじ”などを使い、縫い目にしっかり押し付けます。一通り縫目に馴染んだら、ちょっと厚めにシームグリップを盛り、指で形を整えます。厚く盛ることは、防水にはなんら効果はありません。こうすると、はがすときに簡単になるのです。それだけです。
はがすことを考えなければ、薄めに広げたほうがイイでしょうね。
あとはまた、形を整えて、日の当たらない場所に保管しておけば良いでしょう。
山から帰って 疲れた体にムチを打ち こうした一連のメンテナンス作業は 結構面倒臭いものです。それもあって 最近はプラスチックブーツを愛用しています。あれだと 放っておけばよいですからね。。
しかし、山行の余韻を味わいながら靴の汚れを落とし、次の山行を想像しながら油をあげる、、、そういうのもイイですよ。そうした心の余裕を持ちたいものです。
残念ながら 山友社 たかはしも閉店し、現在では業務を大幅に縮小しています。四谷でオーダー靴のみで営業中。
もう、こういう靴も作れなくなってしまいますねぇ。
僕も一生モノだと思って 作ってしまいました。
大事にしなくっちゃ!!


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